2024年9月29日(日)、三重県の鈴鹿サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第5戦「鈴鹿 S耐」が開催され、#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CSがST-Zクラスで優勝を果たした。

画像1: #22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CS

#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CS

今回、GT4マシーンで争うST-Zクラスには13台がエントリーし、ここには1台のAudi R8 LMS GT4と2台のPorsche 718 Cayman GT4 RSが含まれている。鈴鹿でのドライバーラインアップは次のとおり。

  • #19 BRP★FUNDINNO PORSCHE 718 GT4 RS……鈴木建自/末廣武士/猪爪杏奈/大島和也
  • #22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CS……北園将太/久保凛太郎/山野直也/岩澤優吾
  • #34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4……加納政樹/平安山良馬/安田裕信/大草りき

一方、TCR車両によるST-TCRには3台がエントリーし、うち一台がAudi RS 3 LMSである。

  • #430 エヴァRT初号機 RS3 LMS……藤原能成/霜野誠友/西村元希/田ヶ原章蔵

この鈴鹿戦では、今回レースが行われないST-4クラスを除く全クラスが5時間の決勝レースで混走する。

28日(土)の午後には予選が行われ、ST-Zクラスでは#52 埼玉 GB GR Supra GT4(山﨑 学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太)がクラストップに。これに、#34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4が2番手、#19 BRP★FUNDINNO PORSCHE 718 GT4 RSが3番手、#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CSが4番手で続く。ST-TCRクラスでは、#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVIC(遠藤光博/中野信治/辻本始温/桝本隆介)がクラストップ、#430 エヴァRT初号機 RS3 LMSがクラス3番手からのスタートなった。

画像: #52 埼玉 GB GR Supra GT4

#52 埼玉 GB GR Supra GT4

翌29日(日)の11時45分には5時間の決勝レースがスタート。午前中の雨は上がったものの、路面はウェットコンディションで、各チームはスリックタイヤかレインタイヤかで、難しい選択を迫られる。

画像1: 【S耐 Rd.5 SUZUKA】EBI GROUP Cayman GT4 RS CSがクラス優勝

そうした状況下で、前半から中盤にかけては、2番手からスタートした#34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4が常に上位に名を連ね、また、#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CSもトップ争いに絡むポジションをキープする。

一方、#19 BRP★FUNDINNO PORSCHE 718 GT4 RSは燃料系にトラブルが発生し、22周を終えたところでガレージに入ると、その後コースに戻ることはなかった。

レース終盤、101周目に#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CSがトップを奪うと、そのまま121周のゴールまでポジションを守り、クラス優勝を飾る。

画像4: #22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CS

#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CS

#34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4は約30秒遅れで2位でフィニッシュした。3位には#25 raffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(植松忠雄/松田次生/佐藤公哉/名取鉄平)が続いた。

画像2: 【S耐 Rd.5 SUZUKA】EBI GROUP Cayman GT4 RS CSがクラス優勝

ST-TCRクラスの#430 エヴァRT初号機 RS3 LMSはクラス3位でレースを終えている。

総合では、ST-Xクラスの#31 DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/小山美姫/嵯峨宏紀)が優勝。総合で女性ドライバーが優勝するのは今回が初となる。

次戦の第6戦は、10月26日〜27日に岡山県の岡山国際サーキットで開催される。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Michinao Ishibashi)

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