2023年11月11日〜12日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ Supported by BRIDGESTONE 第7戦「S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス」のST-Zクラスに、Audi R8 LMS GT4とPorsche 718 Cayman GT4が参戦し、#22 Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CSが3位表彰台を獲得した。
最終戦となる富士では、GT4車両で戦われるST-Zクラスに11台が参加。うちAudi R8 LMS GT4は、#21 ベンチャー投資のファンディーノ Audi R8 LMS(山脇大輔/ショーン・ウォーキンショー/宮田莉朋/阿野雄紀組)と#34 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4(加納政樹/大草りき/安田裕信/平安山良馬組)の2台。一方、Porsche 718 Cayman GT4は#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4RS(鈴木建自/末廣武士/福田幸平/谷川達也組)と#22 Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CS(北園将太/千代勝正/山野直也組)の2台である。
スーパー耐久では、公式予選で記録したAドライバーとBドライバーの合算タイムでスターティンググリッドが決まる。11日午後には予選が行われ、ST-Zクラスでは、#22 Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CSがポールポジションを獲得。他のAudi/Porsche勢では#34 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4が6番手、#34 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4が8番手。予選不出走の#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4RSはグループ最後尾からのスタートとなった。
翌12日の12時29分には4時間の決勝レースがスタート。ST-Zクラスは、クラス1番手でスタートした#22 Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CSが序盤リードする。
しかし、全車が1回目をピットストップを終えた時点で、トップが#52 埼玉トヨペット GB GR Supra GT4、2位が#885 シェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVOと、スープラ勢によるトップ争いとなった。これに#22 Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CSが続く展開が続き、最終的にはこの順で4時間後のフィニッシュを迎えている。
他のAudi/Porsche勢では、#34 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4が4位完走。#21 ファンディーノ Audi R8 LMSが、予選中の接触によりクラス9番手、総合19番グリッドに降格。しかし、山脇選手、ウォーキンショー選手、阿野選手、さらに宮田選手が着実な走りで徐々にポジションを上げ、6位完走を果たした。マシントラブルが発生した#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4RSは、急遽Cayman GT4 CS MRにマシンを変更し、10位で完走している。
総合では、3番グリッドからスタートしたST-Xクラスの#31 DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀組)が2位に1分以上の差をつけて優勝を果たしている。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Michinao Ishibashi, Satoshi Ubukata)