2023年6月4日、三重県の鈴鹿サーキットにおいて、2023 AUTOBACS SUPER GT第3戦「SUZUKA GT 450km RACE」の決勝レースが行われ、#6 DOBOT Audi R8 LMSは一時、入賞圏内までポジションを上げたものの、最終的には15位完走でレースを終えた。

画像1: 【SUPER GT Rd.3 Suzuka】波乱のレースでDOBOT Audi R8 LMSが15位完走

すでにお伝えしているとおり、Audi R8 LMSでSUPER GTに参戦中のDOBOT Team LeMansは、第2ドライバーのロベルト・メリ・ムンタン選手の鈴鹿大会の欠場を発表。

代わって、第3ドライバーの神 晴也選手が第1ドライバーの片山義章選手とともに450kmのロングディスタンスレースを戦う。

6月3日、台風一過の快晴となった鈴鹿サーキットではノックアウト方式の予選が行われ、Q1のB組に挑んだ#6 DOBOT Audi R8 LMSの片山選手は3周目にタイムアタック。しかし、うまくまとめきることができず、記録した1分58秒472のベストタイムは8番手にコンマ054秒及ばず、Q1敗退。決勝ではクラス18番手からのスタートとなった。

画像1: #6 DOBOT Audi R8 LMS

#6 DOBOT Audi R8 LMS

GT300クラスのトップはQ2で1分55秒775をマークした#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/
山内英輝組)。一方、GT500クラスのポールポジションは#36 au TOM'S GR Supra(坪井 翔/宮田莉朋組)が獲得している。

翌4日は曇り空ながらも夏を思わせる暑さとなった鈴鹿サーキットでは、13時30分から決勝レースが行われた。450kmのロングランとなる今回のレースでは、2回の給油が義務づけられ、また、ひとりのドライバーの周回数が3分の2を超えてはならないというルールがある。そのため、どのタイミングでピットストップを行うかが勝負に大きな影響を及ぼすはずだ。

画像2: 【SUPER GT Rd.3 Suzuka】波乱のレースでDOBOT Audi R8 LMSが15位完走

#6 DOBOT Audi R8 LMSは片山選手がスタートを担当。オープニングラップで16位にポジションを上げ、そのまま周回を重ねる一方、チームによっては早々にピットストップを行い、給油義務を済ませるところも。7周目に#18 UPGARAGE NSX GT3がマシントラブルでヘアピンでストップしたことから、FCY(フルコースイエロー)が導入。さらに次に周にはセーフティカーが導入される。

ここで#6 DOBOT Audi R8 LMSはピットストップを行い、給油とタイヤ交換を実施。セーフティカーラン中のため給油義務の回数にはカウントされないものの、タイヤ交換の時間を節約することに成功。その後、給油のために短時間のピットストップを行った#6 DOBOT Audi R8 LMSは、GT300クラス全車が1回目の義務ピットストップを終えた32周の時点で、クラス8位に浮上する。作戦は成功したように見えたが、その後、片山選手の走行中にタイヤのグリップが低下し、ポジションを落とすことに。

38周を終えたところで、神選手にドライバー交替。GTデビューレースとなった神選手は、ライバルを思うようにオーバテイクできずにいたが、それでもペースは良く、GT300クラス全車が2回目の義務ピットストップを終えた51周時点で18番手。ここからさらに上位を目指そうという矢先、GT500クラスの#23 MOTUL AUTECH Zの松田次生選手と、GT300クラスの#87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3の松浦孝亮選手がシケイン手前でクラッシュし、セッションは赤旗中断。レースはそのまま終了となった。

#6 DOBOT Audi R8 LMSは15位で完走。GT300クラスは、1周目を終えたところで早々に1回目の給油ストップを終え、レースを有利に進めた#7 Studie BMW M4(荒 聖治/柳田真孝組)が優勝。一方、GT500クラスは、#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南組)がチームに7年ぶりの勝利をもたらした。

次の第4戦は、8月6日、静岡県の富士スピードウェイで決勝が行われる。

画像5: #6 DOBOT Audi R8 LMS

#6 DOBOT Audi R8 LMS

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Michinao Ishibashi, Satoshi Ubukata, GTA)

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