2022年11月26日〜27日、三重県の鈴鹿サーキットでENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第7戦 「SUZUKA S耐 (5h×1レース)」が開催され、ST-Zクラスに参戦した#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4は不慮のアクシデントに見舞われながらも6位完走を果たした。

画像1: 【S耐 鈴鹿5時間】Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4が不慮のアクシデントを撥ねのけ6位完走

GT4公認車両とGT4規格に準ずる車両で戦われるST-Zクラスには8台がエントリーし、うち7台が出走。Audiは#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4と#505 RED SEED Audi R8 LMS GT4が、Porscheは#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MRと#22 Porsche 718 Cayman GT4 RS CSが、GR SUPRA GT4との戦いに挑んだ。

#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4を走らせるAudi Team Hitotsuyamaは、いつもどおりのメンバーでこの5時間レースに臨んだ。ただ、SUPER GTやスーパーフォーミュラで活躍中の宮田莉朋選手が11月25日の練習走行に参加できないことから、急遽BドライバーとCドライバーを入れ替え、Aドライバーがジェントルマンの阿野雅樹選手、BドライバーがFIA-F4やスーパーフォーミュラ・ライツで実績のある神 晴也選手、Cドライバーが宮田莉朋選手、DドライバーがAudi A1 Fun Cupで好成績を収めた若手の阿野雄紀選手という構成になった。

画像: 写真左から阿野雄紀選手、神 晴也選手、宮田莉朋選手、阿野雅樹選手。

写真左から阿野雄紀選手、神 晴也選手、宮田莉朋選手、阿野雅樹選手。

スーパー耐久では、公式予選で記録したAドライバーとBドライバーの合算タイムでスターティンググリッドが決定される。11月26日には公式予選が行われ、#22 Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RSがクラストップ。#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MRが5番手、#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4が6番手、#505 RED SEED Audi R8 LMS GT4が7番手という結果となった。

総合ではST-Xクラスの#62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3がポールポジションを獲得している。

快晴に恵まれた鈴鹿サーキットでは、翌27日の午前10時45分から決勝レースが行われた。レースはオープニングラップからFCYが宣言される荒れた展開になるが、そんななか、#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4は神選手がスタートを担当し、持ち前の速さを発揮して13周目にはクラストップに踊り出る。しかし、度重なるFCYやセーフティカー導入により、2位以下とのマージンを築くまでにはいたらなかった。

セーフティカーランのもと、30周を終えたところで、Aドライバーの阿野雅樹選手に交代。その後まもなくセーフティカーランが解除されるが、直後のラップで#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4はST-TCRクラスのマシンに接触されてスピンし、一時コースサイドに停止することに。幸いコースへの復帰は可能だったが、スピンした際にフロントタイヤにダメージを受け、阿野雅樹選手は1時間の義務周回を厳しい状況のまま走行することになった。

画像5: 【S耐 鈴鹿5時間】Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4が不慮のアクシデントを撥ねのけ6位完走

第3スティントを担当した阿野雄紀選手は、ピットストップの際にタイヤ交換を行ったこともあり、2分20秒台のペースで周回を重ねることができた。そして、レース時間が残り1時間半というところで、宮田選手に交代。ここから宮田選手の激しい追い上げが始まる。しかし、6番手の宮田選手と5番手とは1周以上の開きがあり、さすがの宮田選手でもポジションを上げることはできず、6位完走で5時間のレースを終えることになった。

画像6: 【S耐 鈴鹿5時間】Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4が不慮のアクシデントを撥ねのけ6位完走

ST-Zクラスは、Aドライバーの交替で60秒のペナルティストップを科せられながらもトップを守った#22 Porsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RSが優勝。#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MRが4番手、#505 RED SEED Audi R8 LMS GT4が7番手でともに完走を果たしている。

総合では、ST-Xクラスの#16 ポルシェセンター岡崎 911 GT3Rが優勝している。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Michinao Ishibashi, Satoshi Ubukata)

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