2021年10月7日、AUDI AGは「Audi R8 V10 RWD」のパワーをアップした「Audi R8 V10 performance RWD」を発表した。
Audi初の後輪駆動車＝RWDとして登場したAudi R8 V10 RWD。搭載されるエンジンは、5.2L V10の5.2 TFSIで、最高出力540ps、最大トルク540Nmを発揮する。これに対して、Audi R8 V10 performance RWDの5.2 TFSIは、出力、トルクをそれぞれ30ps、10Nm増の570ps、550Nmとした。0-100km/h加速はCoupeが3.7秒、Spyderが3.8秒を達成する。
アウディ ドライブセレクトで「ダイナミック」モードを選び、ESCをスポーツに切り替えると、ドリフト走行に適したセッティングとなるのはAudi R8 V10 RWD同様である。
Audi R8 V10 performance RWDは、GT4マシーンのAudi R8 LMS GT4と6割のパーツを共有。他のAuri R8同様、AUDI AGのネッカーズルム工場近くのベーリンガーホフで組み立てられる。
Audi R8 V10 performance RWDは10月21日からオーダーが始まり、価格はCoupeが149,000ユーロ（約1920万円）から、Spyderが162,000ユーロ（約2090万円）からとなる。
なお、Audi R8 V10 performance RWDの登場にともない、Audi R8 V10 RWDは生産を終了する。
(Text by Satoshi Ubukata)
