2021年7月21日、Audi Sportは、GT3マシン「Audi R8 LMS GT3」を進化させた「Audi R8 LMS GT3 evo II」を発表した。
現行型のAudi R8 LMS GT3が変更を受けるのはこれが2度目。今回は、エアロダイナミクス、エンジン、エアコン、サスペンション、そして、トラクションコントロールの改良を行った。
エアロダイナミクスは、新デザインの大型リヤウイングなどによりダウンフォースを向上。エンジンは新しい吸気システムを採用することでトルク特性の改善を図った。エアコンは、より快適な性能とすることで、ドライバーが運転に集中するのをサポート。サスペンションは、4段階の減衰特性が選べるダンパーを採用している。そして、トラクションコントロールは新機能を搭載したという。
2022年モデルとしてカスタマーチームに提供されるAudi R8 LMS GT3 evo IIは、新車として購入することができるほか、既存のモデルに対応するアップグレードキットも提供される。
車両価格は429,000ユーロ（約5580万円）で、7月29日〜8月1日に開催されるスパ24時間で展示が行われる予定だ。
(Text by Satoshi Ubukata)
