2021年5月15日、大分県のオートポリスで「TCRジャパンシリーズ2021 Round 2」が行われ、Cupra TCRの#19 HIROBON選手がSaturdayシリーズで優勝した。
第2戦には、Audi RS 3 LMSが2台、VW Golf GTI TCRが1台、ALFA ROMEO GIULIETTA Veloce TCRが1台、Honda CIVIC TCRが3台、Cupra TCRが1台の計8台がエントリーした。ちなみに、Cupraは、フォルクスワーゲングループ傘下のSEAT(セアト)のスポーツブランドである。
TCRジャパンシリーズの各ラウンドは、「Saturdayシリーズ」と「Sundayシリーズ」で構成され、15分間の公式予選と、20分+1LAPの決勝レースが、それぞれ行われる。
Saturdayシリーズ
5月15日の午後2時25分から、Saturdayシリーズの決勝が行われた。ポールポジションはHonda CIVIC TCRの#45 白坂卓也選手が獲得。2番グリッドがCupra TCRの#19 HIROBON選手、3番グリッドがAudi RS 3 LMSの#65 加藤正将選手となった。
あいにくの雨に見舞われた決勝レースは、ポールポジションからスタートした#45 白坂選手がホールショットを決めたものの、オープニングラップの100Rでウェット路面に足をすくわれてスピンし、#19 HIROBON選手がトップに踊り出る。これに、#65 加藤選手、Honda CIVIC TCRの#97 三浦 愛選手が続いた。
レース2周目、3番手の#97 三浦選手が#65 加藤選手をオーバーテイクして2位にポジションをアップし、トップの#19 HIROBON選手とのトップ争いが勃発する。
その後方では、一時ポジションを落とした#45 白坂選手が3位の#65 加藤選手に追いつき、表彰台をかけた戦いが始まることになる。
しかし、#19 HIROBON選手、#65 加藤選手ともにライバルを抑えてそれぞれの順位を守り、#19 HIROBON選手が優勝。2位に#97 三浦選手、3位に#65 加藤選手が続いた。
VW Golf GTI TCRの#10 佐藤 潤選手は6位、Audi RS 3 LMSの#17 鈴木建自選手は7位で完走を果たした。
Sundayシリーズ
5月16日の午前9時45分から予定されていたSundayシリーズの決勝レースは、天候不良のためにキャンセルとなった。
次の第3戦は、7月24日、25日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催される。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by TCR Japan)