2021年3月19日、AUDI AGは2020年について、新型コロナウィルスの感染拡大を乗り越え、堅調な業績を記録したと発表した。

画像: 2020年第4四半期は記録的なセールスに

2020年におけるAudiブランドの総販売台数は、169万2773台で2019年の184万5573台に比べて約8%の減少となった。世界市場全体の販売台数が約15%減少したことを考えると、Audiの減少率は約半分と低い。

2020年前半の販売台数は大幅に落ち込んだものの、後半には大きく回復し、第4四半期の50万5583台は過去最大の台数となった。

なかでも販売が好調だったのは、Audi Q3とAudi A6シリーズで、前年比でそれぞれ18.1%と11.8%の増加。e-tronとe-tron Sportbackの販売台数は前年比で80%増加し、ドイツのプレミアムメーカーでは最も売れている電気自動車となった。Audi Sportは前年比16.1%の増で、こちらも過去最高を記録している。

アウディ グループの売上高は499億7300万ユーロで、営業利益は27億3900万ユーロとなった。

AUDI AG最高財務責任者(CFO)のアルノ・アントリッツ氏は、「2020年は激動の年となりましたが、Audiは堅調な業績と健全なビジネスを維持しました。コロナパンデミックにおいては、製品ラインナップやアウディ ブランドの将来への適合性を損なうことなく、投資およびコスト規律を強化しました。アウディ トランスフォーメーションプランとAudi.Zukunft基本契約の両方が効果を発揮しています。どちらのプログラムも、アウディ グループの業績に大きく貢献しており、それにより、製品の電動化とデジタル化への投資を継続することが可能になりました」とコメントしている。

2021年は、2月に発表したAudi e-tron GTに続き、4月にはAudi Q4 e-tronシリーズを投入予定。さらに、PHEVのラインナップを拡大する。

アントリッツ氏は、「私たちは、2021年に慎重かつ楽観的な見通しを立てています。そして、第4四半期の力強い勢いを継続したいと考えています。私たちの野心的な目標は、前年と比較して大幅な成長を遂げることです」と語っている。

(Text by Satoshi Ubukata)

This article is a sponsored article by
''.