先日の年頭記者会見で、アウディ ジャパンは2021年に日本に導入するニューモデルを明らかにした。いったいどんなニューモデルが登場するのか、チェックしておこう。
■ Audi A3 Sedan/A3 Sportback
2020年3月にSportbackが、翌4月にSedanが発表になったAudi A3シリーズ。ボディサイズは、Sporbackは全長4.34×全幅1.82×全高1.43m、Sedanが全長4.50×全幅1.82×全高1.43mで、現行モデルに比べてわずかに拡大したものの、取り回しの良い扱いサイズであることに変わりはない。
最新のAudiデザインを採用し、低く幅広いシングルフレームグリルやシャープなデザインのヘッドライトに加えて、立体的なドアパネルなどにより精悍なイメージを強めている。
インテリアも一新され、水平基調の直線的なデザインを採用。シフトレバーが小さなスイッチタイプに変わったのも見逃せない。
パワートレインは、1.5 TFSIや2.0 TFSIなどが用意され、一部グレードには48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載される。
すでに海外ではハイパフォーマンスモデルの「S3」や、プラグインハイブリッド車の「TFSI e」も登場。日本で最も売れているモデルだけに、そのグレード展開も気になるところだ。
■ Audi Q5/Q5 Sportback
2020年6月にマイナーチェンジが発表されたAudi Q5は、最新のQファミリー同様、8角形のシングルフレームグリルを採用するのをはじめ、新デザインのヘッドライトやリヤコンビネーションライト、大型のエアインテークを備えるフロントバンパーなどにより、スポーティさと存在感を強めたのが特徴だ。
インテリアは、Audi A4同様、タッチスクリーンを備えたMMIナビゲーションシステムを採用することでさらに開放的な雰囲気に。一部のグレードでは12Vマイルドハイブリッドシステムが搭載され、これまで以上にパワフルで低燃費の走りを実現する。
さらに、2020年11月に発表されたSUVクーペの「Audi Q5 Sportback」も日本に上陸予定。SUVらしいデザインのAudi Q5と、スタイリッシュなデザインが魅力のAudi Q5 Sportbackのどちらを選ぶか、迷いそうだ。
■ Audi Q2
2020年、日本ではAudi A3シリーズに次いで売れたモデルが、プレミアムコンパクトSUVの「Audi Q2」。この人気モデルも初のマイナーチェンジを実施する。
8角形のシングルフレームグリルやバンパーなどのデザインが一新されるとともに、新デザインのヘッドライトを採用することで、より精悍なイメージになった。
インテリアは基本的には変わらないが、よく見るとエアベントやシフトレバーのデザインが変更されているのがわかる。
エンジンは、従来の1.4 TFSIが新世代の1.5 TFSIに変更。TDIやスポーツモデルの「Audi SQ2」も引き続き導入されるものと予想される。
2020年にはマイナーチェンジしたAudi A4シリーズが導入され、また、フルモデルチェンジしたAudi Q3/Q3 Sportbackが上陸。さらに、2021年1月にはマイナーチェンジしたAudi A5シリーズも登場し、最新のRSモデルもデリバリーがスタートする2021年は、Audiファンにとってエキサイティングな年になりそうだ。
(Text by Satoshi Ubukata)