2020年7月19日、静岡県の富士スピードウェイにおいて、2020 AUTOBACS SUPER GT第1戦「たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが行われた。

画像1: SUPER GT 2020シリーズがついに開幕

新型コロナウィルスの感染拡大をうけて、約3カ月遅れで開幕した2020シリーズ。GT300クラスには、Audiは#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太朗/近藤 翼)と#33 エヴァRT初号機 X Works R8(ショウン・トン/篠原拓朗)、ポルシェは#25 HOPPY Porsche(松井孝允/佐藤公哉)が出場した。

新型コロナウィルスの感染防止のため、レースは無観客で行われるとともに、予選と決勝を同日に行う変則的なスケジュールが採用された。

19日午前にはノックアウト方式で予選が行われ、#21の川端選手と#33のトン選手はQ1突破が叶わず、それぞれ19番手と20番手からのスタートに。一方、Q2進出を果たした#25は、16番グリッドからのスタートとなった。

そして、20日午後3時、梅雨のあいまの夏空のもと、決勝がスタートした。

画像2: SUPER GT 2020シリーズがついに開幕

#21は近藤選手がスタートドライバーを担当し、1周目でポジションを2つ上げ、その後もじわじわとポジションを上げていく。ところが、すぐにタイヤのグリップ低下に見舞われ、早々にピットへ向かい、ドライバー交替とタイヤ交換を行う。その際、右後ろのホイールナットに不具合が見つかり、それがもとで交換に手間取ってしまう。結局、ピット作業で約1分をロスすることになり、ほぼ最後尾まで順位を落とすことになった。

それでも、後半を任された川端選手は上位に迫るラップタイムで周回を重ね、マシンとドライバーのポテンシャルの高さを見せつけることに。最終的には17番手で完走という結果だったが、トラブルさえなければ、苦手とする富士でも十分に入賞の可能性を示してくれた。

一方、#33は18位、#25は19位で、ともに完走を果たした。

画像3: SUPER GT 2020シリーズがついに開幕

GT300クラスの優勝は、今回がデビュー戦となった#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)。一方、GT500クラスも、今季から新たに投入されたGRスープラの1台、#37 KeePer TOM'S GR Supra(平川 亮/ニック・キャシディ)が勝利し、両クラスともGRスープラがデビューウインを飾ることになった。

次戦の第2戦は、8月9日、富士スピードウェイで決勝が行われる。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by GTA)

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