2020年4月27日、AUDI AGは、2020シーズンを最後にDTM(ドイツツーリングカー選手権)から撤退すると発表した。
![画像1: 【DTM】Audiが2020シーズンを最後にDTMから撤退](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/04/27/4f213f33592351bab96b9a03c42fd02d3af857d2_xlarge.jpg)
市販車に加えてモータースポーツの世界でも、Eモビリティのリーダーを目指すAudiは、現在、電気自動車によるレース「Formula E」に力を入れており、また、新型コロナウィルスによる経済的な影響を考慮し、2021年以降はDTMには参戦しないことを、DTMを運営するITRに通知したという。
これまでAudiは、11回のドライバータイトルをはじめ、114回の優勝、106回のポールポジション、112回のファステストラップを獲得してきた。
今後Audiは、Formula Eとカスタマーレーシングに力を入れていく。
![画像2: 【DTM】Audiが2020シーズンを最後にDTMから撤退](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/04/27/ea401ce76a9e3178a9c4130f728b0c9ae8e144c3_xlarge.jpg)
一方、DTMは、Audiが撤退することで参戦するメーカーはBMWだけとなり、今後の動向が注目される。車両規定の統一化を図ってきたSUPER GT(GT500クラス)の影響も気になるところだ。
(Text by Satoshi Ubukata)