2019年5月26日、三重県の鈴鹿サーキットにて2019 AUTOBACS SUPER GT Round 3「SUZUKA GT 300km RACE」の決勝が行われ、Hitotsuyama Audi R8 LMSは8位でゴール、2戦連続でポイントを獲得した。
開幕戦の岡山、10連休の富士はともにあいにくの天候に見舞われた今シーズンのSUPER GT。第3戦の鈴鹿は真夏を思わせる強い日差しが降り注ぎ、セーフティカー先導によるスタートは避けられそうだ。
決勝前日の25日には予選が行われ、リチャード・ライアン選手と富田竜一郎選手がタッグを組むAudi Team Hitotsuyamaは、Q1をライアン選手が担当。タイムアタック中に赤旗中断となり、セッション再開後の1発勝負で15番手タイムを叩き出してQ1を突破。そして、富田選手が挑んだQ2では11番手タイムをマークしている。
翌26日の14時38分には決勝レースがスタート。前半を担当するライアン選手は、タイヤを労りながらも、スタート時のポジションをキープ。セーフティカー導入をはさんで24周を走り、ステアリングを富田選手に託した。
そこから追い上げを見せたい富田選手だったが、ピットストップで#11 GAINER TANAX GT-Rに先行され、その後も行く手を阻まれる展開に。その間にも順位を9番手まで上げた富田選手は、ついにファイナルラップで#11をオーバーテイクし、8番手でゴール。今季2度目の入賞を果たし、貴重なポイントをチームにもたらした。
#9 PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE(横溝直輝/峰尾恭輔)は、予選で赤旗の原因をつくったことからタイムが抹消され、最後尾からスタート。決勝ではトップから1周遅れの22位でゴールしている。
GT300クラスの優勝は、#96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)。一方、GT500クラスは、#36 au TOM'S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)が表彰台の中央に立った。
次戦の第4戦は、6月30日、タイのチャン・インターナショナル・サーキットで開催される。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Satoshi Ubukata, GTA)