2019年5月15日、AUDI AGはAudi A4シリーズのマイナーチェンジを発表した。

画像1: Audi A4シリーズがマイナーチェンジ

2015年にワールドプレミアを果たし、日本でも2016年に発売された“B9”型Audi A4が、デビュー4年でマイナーチェンジを実施した。

日本では2019年1月にエクステリアデザインの変更が行われているが、これは“プレマイナーチェンジ”にあたるもので、現行のAudi A4で本格的なマイナーチェンジが実施されるのはこれが初めてとなる。

新型Audi A4のエクステリアは、広くフラットなシングルフレームグリルや、短い縦のバーで構成される前後ポジショニングライトなど、最新のAudiデザインを採用するのが特徴だ。ヘッドライトはLEDタイプが標準になり、オプションでマトリクスLEDヘッドライトが用意される。

インテリアでは、MMIが新世代のMMI 3にアップグレードするとともに、大型タッチパネルディスプレイ式が採用されている。これにともない、センターコンソールにあったコントロールスイッチなどが廃止されている。

画像6: Audi A4シリーズがマイナーチェンジ

クロスオーバーモデルのAudi A4 allroad quattroも同時にフェイスリフトを行った。

パワートレインに関しては、特定のエンジンに対して、12V電源ベースのマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を組み合わせたのが新しい。

そして、スポーツモデルのAudi S4には、3.0 V6 TDIを搭載したAudi S4 TDIを用意する。この3.0 TDIは、最高出力255kW(347ps)、最大トルク700Nmというスペック。通常のターボチャージャーに加えて、電動コンプレッサー(EPC)を搭載することで、エンジンの回転数が低いときでも、タイムラグのない力強い加速を可能にしている。

これにともない、Audi S4には、ベルト駆動式オルタネータースターター (BAS)とリチウムイオンバッテリーを備える48Vのマイルドハイブリッド (MHEV) ドライブシステムを搭載している。これにより、減速時のエネルギー回生能力を高めるとともに、コースティング(惰力走行)時にエンジンをオフにし、さらなる燃費向上を図った。

なお、ヨーロッパ以外では、260kW(340ps)の3.0 TFSIエンジンを搭載するAudi S4が販売される。

新型Audi A4とAudi S4はこの5月から、Audi A4 allroad quattroはこの夏からオーダーの受付が開始され、ドイツでは9月からデリバリーがスタートする。

(Text by Satoshi Ubukata)

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