2019年2月19日、Audiは3L V6 TDIエンジン搭載の「Audi SQ5 TDI」をヨーロッパで発表、2019年夏から販売を開始する。
注目は、Audi SQ5 TDIに搭載されるパワートレイン。3.0 TDIエンジンに、ベルト駆動式オルタネータースターター (BAS)とリチウムイオンバッテリーを備える48Vのマイルドハイブリッド (MHEV) ドライブシステムを組み合わせた。これにより、減速時のエネルギー回生能力を高めるとともに、55〜160km/hでコースティング(惰力走行)する場面でエンジンをオフにし、さらなる燃費向上を図っている。
最高出力255kW(347ps)、最大トルク700Nmを誇る3.0 TDIエンジンには、通常のターボチャージャーに加えて、電動コンプレッサーを搭載することで、エンジンの回転数が低いときでも、タイムラグのない力強い加速を可能にしている。
組み合わされるトランスミッションは8速ティプトロニックで、セルフロッキングセンターディファレンシャルを有するquattroにより4輪を駆動。サスペンションは、Audi Q5に比べて30mm車高を低めたダンピングコントロール付きスポーツサスペンションを標準装着。オプションでアダプティブエアサスペンションやダイナミックステアリングを選ぶことも可能だ。
価格は67,750ユーロ(約850万円)からとなる。
(Text by Satoshi Ubukata)