2018年12月15日、サウジアラビアのディルイーヤでフォーミュラE第1戦が開催され、Team Audi Sport ABT Schaefflerのダニエル・アプトとルーカス・ディ グラッシはそれぞれ8位と9位でゴールし、ポイントを獲得した。
ウェットコンディションのもと行われた予選では、アプトが11番手のポジションを獲得する一方、ディ グラッシは一時的にパワーの上限値を超えたためベストタイムを抹消され、18番グリッドからのスタートとなった。
決勝では、両選手とも追い上げを見せ、アプトが8位、ディ グラッシが9位でチェッカードフラッグを受け、チームに貴重なポイントをもたらした。
レース後、アプトは「今日の僕たちのマシンには、速さが足りませんでした。そのため、ハードにプッシュしなければならず、非常に厳しいレースとなりました」と述べた。
また、チーム代表のアラン・マクニッシュは、「すべてのチームが、この新しいサーキットにおける難しいコンディションに非常に苦しんだと思います。予選では、誰も完璧に準備することができず、まさにギャンブルのような状態でした。最終的に、ダニエルとルーカスはポイントを獲得することができましたが、私たちの期待や能力とはほど遠い結果となりました。多くの課題を本拠地のノイブルクに持ち帰って、マラケシュで開催される第2戦では、さらに上を目指したいと思います」と語っている。
マラケシュでの第2戦は2019年1月12日に開催される。
(Text by Satoshi Ubukata)