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ほぼひととおりリフレッシュが終わったAudi A2を借り出してちょっとドライブ。うん、これはいいぞ!

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乗る前に車検証を確認すると、車両重量の数字に驚き。このサイズで1060kgしかありません。いまどきの軽自動車のハイトワゴンと変わらないレベルです。アルミボディ「ASF」の面目躍如ですね!

それでいて、前席はもちろんのこと、後席は想像を超えるほど広いですし、コンパクトカーとしては十分なラゲッジスペースが確保されているのがすごい。

運転席からの眺めは、プレミアムコンパクトというほどには高級じゃないけれど、Audiらしいクリアでシンプルなデザインはいまもって古さを感じさせません。少し高めのアイポイントとコンパクトなボディのおかげで、運転はしやすそうです。

さっそく走り出すと、ボディが軽いだけに動き出しが軽快です。1.6 FSIエンジンは、最高出力110ps/5800rpm、最大トルク155Nm(15.8kgm)/4500rpmですが、1060kgのA2には十分すぎる性能。2000rpmを超えたあたりから活発さを増すこのエンジンは、常用する回転域でとてもレスポンスよく加速します。

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しばらくして高速へ。1.6 FSIエンジンはアクセルペダルを踏み込めば3500rpm付近からさらに力強さを増し、高速の合流や追い越しなどの場面でも、まったくストレスを感じません。

直進性が優れているうえに、見かけ以上に落ち着いた動きを見せるので、高速巡航もラク! そう、ラクといえば、軽くウインカーレバーを動かすと3回ウインカーが点滅する「コンフォートウインカー」が便利です。この機能、最近のAudiではすっかりおなじみですが、それがちょっと古いクルマでも利用できるのはうれしいですね。

クルーズコントロールは、スイッチをONにしてもメーターに何の表示も現れませんが、アクセルペダルから足を離しても確かに設定した速度で走りますし、レバーで設定速度を変えることもできました。高速道路を使ってロングドライブに出かけるときには重宝しそうです。

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新調したシューズ、すなわち、ミシュラン エナジー セイバーは少し硬めのしっかりしたフットワークをもたらします。多少、路面のザラザラを伝えるものの、乗り心地は快適なレベルで、グリップにも不安はありません。ミシュランらしく、ユニフォーミティ(真円度)が高いので、スムーズに転がっていく感じも心地良いものでした。

前回のリフレッシュ作業では、ブレーキローターを新品に交換するとともに、低ダストタイプのブレーキパッド「m+ Clean Brake Pad」を装着しています。熱が入るまでは少し制動力が足りませんでしたが、しばらくすると十分な制動力を発揮するようになりました。ブレーキを踏んだときのフィーリングもまずまずです。

運転していて気になったのは、助手席側のミラーの視野が狭く、車線変更の際に気を遣うこと。A2に対応するワイドミラーがあるといいんですけど......。

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それにしても、この軽快な走りや、落ち着いた乗り心地、取りまわしのいいサイズなど、Audi A2のドライブはとても快適で、ファンなものでした。MTで乗れるのも、個人的にはうれしいですね。
返却するのがちょっと寂しいA2とのドライブでした。

(Text by Satoshi Ubukata)

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