

まず目につくのがヘッドライトの変更。ヘッドライトの形状が新しくなるとともに、LEDデイタイムランニングライト(日本ではポジショニングライト)がヘッドライトをほぼ1周するデザインになっている。A8やA1のように、シングルフレームグリルは上底の角が丸められた形状に変わり、最新のアウディデザインであることをアピールする。また、テールライトのデザインもよりシャープに印象に変わっている。
一方、インテリアは、A7スポーツバック同様のステアリングホイールが装着され、また、シフトレバーの形状も変更されている。MMIも最新世代の「MMI 3G」にバージョンアップしている。
写真はA5クーペ。




こちらはA5カブリオレ。



エンジンは、ガソリンが1.8 TFSI(170ps)と2.0 TFSI(211ps)、そして、3.0 TFSI(272ps)の3種類。トランスミッションは6速マニュアルが標準で、FFモデルではマルチトロニックを、quattroでは7速Sトロニックをそれぞれ選ぶことができる。7速Sトロニックとquattroの組み合わせでは、A7スポーツバックと同じクラウンギアタイプのセンターデフが搭載される。トルクベクタリング機能も追加される。
また、quattroモデルでは、オプションでリヤスポーツディファレンシャルが用意される。


A5スポーツバックは、これまで4人乗りしか選べなかったが、マイナーチェンジを機に5人乗りモデルがオプションで選べるようになった。
S5シリーズは、全モデルに333ps仕様の3.0 TFSIが搭載される。
(Text by Satoshi Ubukata)