2013年9月3日、アウディ ジャパンは、フルモデルチェンジした新型Audi A3 Sportbackを発表、9月17日より販売を開始する。
新型Audi A3 Sportbackは、A3シリーズとしては3代目、A3 Spotbackとしては2代目にあたるモデル。ドイツ本国では3ドアのA3、5ドアのA3 Sportback、そして4ドアのA3 Sedanが用意されるが、日本ではこのAudi A3 Sportbackだけが当面販売される。
新型Audi A3 Sportbackは、特徴的な2ボックススタイルこそ旧型を受け継ぐものの、中身は一新。全長4325×全幅1785×全高1435mmのボディは、旧型よりもわずかに拡大されているが、軽量・高剛性スチールを多用したり、また、エンジンフードやフロントフェンダーにアルミニウムを使用することなどで、1.4 TFSIエンジン搭載モデルで約60kgの軽量化を実現している。
エクステリアは、ホイールベースの延長とフロントオーバーハングの短縮により、スポーティさと高級感を強めている。フロントは、新デザインのシングルフレームグリルとLEDポジショニングランプ付きバイキセノンヘッドライトが最新のAudiモデルであることを主張。また、LEDテールランプが、夜間でもひと目でAudiとわかる個性を示す。サイドビューは、6ライトのウインドーや力強いラインによってAudiらしいダイナミックな雰囲気をつくりあげる。全体として、よりシャープでクリアなフォルムに仕立て上げられた。
さらに11月には、スポーツモデルの「Audi S3 Sportback」も登場予定。280ps/380Nmを誇る2.0 TFSIエンジンとquattroにより、一段とスポーティな走りが楽しめる。価格は544万円。
新型Audi A3 Sportbackは、フォルクスワーゲングループが推進するモジュール化戦略「MQB」により開発された初のAudi車。横置きパワーユニットを採用するモデル間で主要コンポーネントを標準化し、ブランドやモデルを超えたシナジー効果を得るのが目的だ。
新型Audi A3 Sportbackは、特徴的な2ボックススタイルこそ旧型を受け継ぐものの、中身は一新。全長4325×全幅1785×全高1435mmのボディは、旧型よりもわずかに拡大されているが、軽量・高剛性スチールを多用したり、また、エンジンフードやフロントフェンダーにアルミニウムを使用することなどで、1.4 TFSIエンジン搭載モデルで約60kgの軽量化を実現している。
エクステリアは、ホイールベースの延長とフロントオーバーハングの短縮により、スポーティさと高級感を強めている。フロントは、新デザインのシングルフレームグリルとLEDポジショニングランプ付きバイキセノンヘッドライトが最新のAudiモデルであることを主張。また、LEDテールランプが、夜間でもひと目でAudiとわかる個性を示す。サイドビューは、6ライトのウインドーや力強いラインによってAudiらしいダイナミックな雰囲気をつくりあげる。全体として、よりシャープでクリアなフォルムに仕立て上げられた。
一方のインテリアは、浮き上がるような印象を与えるダッシュボードが特徴だ。MMI(マルチメディアインターフェース)やエレクトロメカニカルパーキングブレーキの採用により、センターコンソール付近がすっきりしたのも、新型の見どころのひとつだ。センタークラスターがドライバー側に向けられた、いわゆるドライバーオリエンテッドなデザインが、ドライバーとコックピットの一体感を強めている。
用意されるエンジンは、1.4 TFSI(122ps)、1.4 TFSI(140ps)、1.8 TFSI(180ps)の3種類。いずれも新設計のエンジンで、たとえば1.4 TFSI(122ps)はシリンダーブロックがアルミに変更され、従来の1.4 TFSIに比べて大幅な軽量化が図られている。また、可変インテークカムシャフトや電子制御ウェイストゲートバルブなどの採用により、幅広い回転域で高トルクと優れたレスポンスを実現している。
さらに、1.4 TFSI(140ps)では、あまり大きなトルクを必要としない走行状況で決められた条件を満たすと、4気筒のうち2気筒を休止して効率を高めるシリンダー・オン・デマンド(COD)を搭載。これにより、優れた燃費性能を実現した。
1.8 TFSIは、アウディ バルブリフトシステムの採用などにより、わずか1350rpmから4500rpmにわたり280Nmもの力強いトルクを発生する。
モデルラインアップは、1.4 TFSI(122ps)を搭載する「Audi A3 Sportback 1.4 TFSI」、1.4 TFSI(140ps)を搭載する「Audi A3 Sportback 1.4 TFSI cylinder on demand」、そして、1.8 TFSIを搭載する「Audi A3 Sportback 1.8 TFSI quattro」の3グレードで、1.4 TFSIがFF、1.8 TFSIがquattroである。
組み合わされるトランスミッションは、1.4 TFSIが乾式単板クラッチの7速Sトロニック、1.8 TFSIが湿式多板クラッチの6速Sトロニック。スタートストップシステム(アイドリングストップ)とブレーキエネルギー回生機構は全車に搭載する。JC08モード燃費は、Audi A3 Sportback 1.4 TFSIが19.5km/L、Audi A3 Sportback 1.4 TFSI cylinder on demandが20.0km/Lで、ともにエコカー減税(100%免税)の対象となる。
シャシーは、すべてのグレードでフロント:マクファーソンストラット、リア:4リンク(マルチリンク)のサスペンションを採用する。また、ステアリングは旧型同様、電動パワーステアリングとなる。
Audi A3 Sportback 1.4 TFSIを除き、アウディ ドライブセレクトが標準装着される。ただし、可変ダンパーのアウディ マグネティックライドの設定はない(後述のAudi S3 Sportbackにオプション設定)。タイヤは、Audi A3 Sportback 1.4 TFSIが205/55R16、Audi A3 Sportback 1.4 TFSI cylinder on demandとAudi A3 Sportback 1.8 TFSI quattroには225/45R17サイズが標準である。
装備では、MMIベーシックと呼ばれるオーディオが標準装着され、5.8インチカラーディスプレイやCDプレーヤー、ラジオ、SDオーディオプレーヤーなどを利用することが可能。一方、オプションのMMIナビゲーション(30万円)を選べば、カラーディスプレイが7.0インチになり、また、ミュージックサーバー、携帯音楽プレーヤーなどが接続できるAMI、地デジなどにも対応する。MMIナビゲーションを選ぶと、オプションのバング&オルフセン・サウンドシステム(11万円)の装着が可能になる。
さらにMMIナビゲーションでは、ロータリーボタン上にタッチパッドが備わり、これを使って文字入力やカーソルの移動が可能。そして、新しい機能として、走行中のインターネット接続を可能にする「Audi connect」を日本仕様として初めて搭載している。これにより、車内で最大8台までPCやタブレット端末などがWiFi接続できたり、地図表示を「Google Earth」に切り替えることが可能。オンラインニュースや駐車場情報、ガソリンスタンド検索、Googleを利用した施設検索などのサービスが利用できる。
セーフティでは、オプションのアダプティブ クルーズコントロール(8万円)を選んだ場合に、自動ブレーキ機能のアウディ ブレーキガードが搭載される。
気になる価格は、Audi A3 Sportback 1.4 TFSIが308万円、Audi A3 Sportback 1.4 TFSI cylinder on demandが347万円、Audi A3 Sportback 1.8 TFSI quattroが393万円。quattroが400万円を切ったのは見逃せない。発売は9月17日だが、Audi A3 Sportback 1.4 TFSI cylinder on demandは11月を予定している。
さらに11月には、スポーツモデルの「Audi S3 Sportback」も登場予定。280ps/380Nmを誇る2.0 TFSIエンジンとquattroにより、一段とスポーティな走りが楽しめる。価格は544万円。
(Text by Satoshi Ubukata)