2013年9月8日、アウディAGは新型Audi A3 Cabrioletを発表した。
日本では、5ドアのSportbackが発表されたばかりのAudi A3だが、海の向こうでは最新のテクノロジーを手に入れた新型Audi A3 Cabrioletが登場。9月開催のフランクフルトショーで一般公開される。
新型は、全長4.42×全幅1.79×全高1.41mのボディにソフトトップを装着した4シーターオープン。全長、全幅は拡大したものの、Sportback同様の軽量化によって、旧型よりも50kgも軽く仕上がっている。ちなみに、A3 Cabrioletではフロントウインドーのフレームもアルミ製になる。
フルオートのソフトトップは、スイッチひとつで開閉が可能。開閉に要する時間は18秒ほどで、50km/h以下であれば走行中でも操作が可能だ。
ソフトトップはブラックの標準タイプに比べて、遮音性や耐候性を高めたアコースティック ソフトトップがオプション設定される。こちらはブラック、グレー、ブラウンの3色が用意される。
室内のデザインは、3ドアに準じるが、後席のスペースは2人分になる。
フロントシートには、オプションでヘッドレベルヒーターが用意され、寒い季節にはドライバーの首周辺を暖めてくれる。
リヤシート背後にはポップアップ式のロールバーが設置されており、万一の場合にはこれが上昇して乗員の生存空間を確保する。
エンジンはガソリンが1.4 TFSI（140ps）と1.8 TFSI（180ps）、ディーゼルが1.6 TDI（110ps）と2.0 TDI（150ps）が用意される。いまのところいずれもFFで、quattroは追って登場の予定。なお、1.8 TFSIでは新開発の7速Sトロニックを選ぶことができる。
(Text by Satoshi Ubukata)
