2015年5月7日、Audiは新型Audi A4に搭載される新開発の2.0 TFSIエンジンを、ウイーン・モーター・シンポジウムにて披露した。
直噴ターボ技術でエンジンのダウンサイジングをリードしてきたAudiが、次世代のTFSIエンジンを披露した。新しい2.0 TFSIエンジンは、最高出力190ps、最大トルク320Nmを誇るとともに、新型Audi A4に搭載された場合の燃費(NEDC)が20km/Lを超えるというのだ。ちなみに、現行Audi A4 2.0 TFSI(マルチトロニック)のNEDC燃費は16.7km/Lであり、2割もの燃費改善が見られることになる。
Audiはこれを実現するために、バルブタイミングを調整することにより圧縮比を膨張比よりも小さくする「ミラーサイクル」を採用する。0W-20のエンジンオイルを使用することでフリクションの低減を図ったという。
Audiは新型Audi A4を皮切りに、このエンジンの採用モデルを増やしていく考えだ。
Audiは新型Audi A4を皮切りに、このエンジンの採用モデルを増やしていく考えだ。
(Text by Satoshi Ubukata)