5月7日、ベルギーのスパ フランコルシャンでインターコンチネンタル ル・マン カップ(ILMC)第2戦スパ1,000kmが行われ、今回がデビュー戦となるアウディ R18 TDIは3位入賞を果たした。
ル・マン本番を見据えた前哨戦ともいえるILMC第2戦。6日に行われた予選では、ベルンハルト/デュマ/ロッケンフェラー組の1号車がポールポジションを獲得した。さらにファスラー/トレルイエ/ロッテラー組の2号車が2位、カペロ/クリステンセン/マクニッシュ組の3号車が3位に入り、予選トップスリーを独占した。
翌日の決勝で新型アウディ R18 TDIに初の表彰台をもたらしたのは、3号車だった。
翌日の決勝で新型アウディ R18 TDIに初の表彰台をもたらしたのは、3号車だった。
ファーストラップでスピンを喫したマクニッシュは、その後は順調に追い上げ、16周目にはトップの座に返り咲く。しかしカペロが走行中に、ピットレーンでのみ使用するスピードリミッターが誤作動したために、20秒をロスしてしまう。さらに、クリステンセンが速いペースで周回を重ね、2番手を走行するプジョーを抜き去る勢いだったが、突然左リアタイヤがバーストしたことにより、予定外のピットインを強いられた。
最終的に、カペロ/クリステンセン/マクニッシュ組はトップと1ラップ差の3位入賞という結果となった。ポールポジションからスタートしたベルンハルト/デュマ/ロッケンフェラー組の1号車は2ラップ差の4位、ファスラー/トレルイエ/ロッテラー組の2号車は、3ラップ差の5位でフィニッシュした。
Dr. ウォルフガング ウルリッヒ(アウディ モータースポーツ代表)のコメント:
アウデイ R18 TDIのポテンシャルを存分に発揮出来ずに終わった今日の結果は、正直に言って不満足だ。速さの面では、我々はプジョーに一歩もひけを取っていなかったが、単純で小さなトラブルが、しかもすべてのマシンに起きてしまった。大きな苛立ちを感じている。我々は今後、今日の経験を活かして、マシンをより良くするための作業を行う。今日、レーシングコンディションでの走行から、数多くのコトを学んだ。ルマン本番までに必要なすべての作業を終わらせようと思う。
アウデイ R18 TDIのポテンシャルを存分に発揮出来ずに終わった今日の結果は、正直に言って不満足だ。速さの面では、我々はプジョーに一歩もひけを取っていなかったが、単純で小さなトラブルが、しかもすべてのマシンに起きてしまった。大きな苛立ちを感じている。我々は今後、今日の経験を活かして、マシンをより良くするための作業を行う。今日、レーシングコンディションでの走行から、数多くのコトを学んだ。ルマン本番までに必要なすべての作業を終わらせようと思う。
(Text: M.MAKIMURA)