111003ms003.jpg【ILMC第6戦:ロードアトランタ(アメリカ)】
ロメイン デュマスが首位争いとのバトル中にコースアウト /もう1台のAudi R18 TDIは、度重なる接触事故でレース続行を断念
ロードアトランタ(アメリカ合衆国ジョージア州)で開催された"プチルマン"1000マイルレースは、Audiにとって非常に不本意な結果となりました。ゼッケン1号車のAudi R18 TDIをドライブしてトップ争いをしていたロメイン デュマスが、297周目にアクシデントに巻き込まれリタイア。度重なる接触が発生したため、Audi Sport Team Joestは安全上の理由から、もう1台のAudi R18 TDIもゴールを待たずにレースを終えることにしました。

7時間に渡って、Audiファンはフォーリングスブランドが耐久レースのUSクラシックで優勝を獲得する期待に満ちていました。ゼッケン1号車のAudi R18 TDIを駆るティモ ベルンハルド、ロメイン デュマス、マルセル ファスラー組は、いくつものスリリングなバトルを繰り広げていました。マルセル ファスラーはわずか8周で、ポールポジションからスタートし、トップを走行していたプジョーを抜き去り、その後非常に安定しながらも速いラップタイムをコンスタントに叩き出していました。しかしながら、レース開始から7時間目が終わろうとする頃、ロメイン デュマスはフランク モンタニーに最初のアタックを仕掛け、ゴールライン直前に設けられたシケインで軽い接触を起こし5秒ロス。その後わずか数周後、デュマスは再びプジョーを捉えました。デュマスがストレートでモンタニーの逆側に躍り出て並行に走り始めた時、加速体制に入っていたプジョーがGTクラスのマシンと接触、そのマシンとの間に挟まれてしまいました。プジョーとの接触を避けようとしたデュマスはGTマシンに接触し、激しくコースサイドの壁に衝突しこのクラッシュによってゼッケン1号車のAudi R18 TDIは残念にもリタイア。

もう1台のゼッケン2号車は、レース序盤で優勝のチャンスを失っていました。トム クリステンセンはレース序盤で遅いマシンに2度も接触。最初の接触で、パンクとボンネットへの損傷を受けてしまいました。その後、アラン マクニッシュが走行中にGTマシンがリアに衝突してきました。この衝突でサスペンション、ボディワーク、クラッチなどの交換が必要となり、この修復作業でゼッケン2号車は1時間以上をタイムロスし、優勝を臨めないポジションになってしまいました。度重なる接触事故はステアリングにも悪影響を及ぼしていたため、Audi Sport Team Joestは302周目に、リナルド カペロ、トム クリステンセン、アラン マクニッシュ組のゼッケン2号車を、安全上の理由からリタイアさせる決断を下しました。

(アウディ ジャパン プレスリリース)

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