2012年より次世代GT3マシン登場

アウディ スポーツは、アウディ R8 LMSの後継モデル、「Audi R8 LMS ultra」を2012年から登場させることを発表した。 2009年にデビューしたR8 LMSは、この3年間に世界各国のレースや選手権で通算115勝を挙げ合計12のタイトルを獲得してきた。そんなR8 LMSをさらに進化させて2012年より登場するのがR8 LMS ultraとなる。

R8 LMS ultraはまず、さらなる軽量化を進めるとともに、今まで以上に安全性の向上を図った。570psを発生する5.2L V10エンジンは、より低回転から最大トルクを発揮するように改良。同時にラジエーターやオイルクーラの大型化に合わせて、現在フロント部分にあるパワステオイルのクーラーもマシン中央部に移設し、冷却システムの見直しも行っている。さらにフロントルーバーの追加やリアウイングを大型化することによって空力を改善し、ダウンフォースの最大限発生させると共に空気抵抗の軽減が行われている。

2011年までにデリバリーされた車両に対しては、クワトロ Gmbhよりアップデートキットが用意される。R8 LMS ultraの付加価値税を含まない車両価格は329,900ユーロとなっている。デリバリーは2012年より開始予定。