【ルマン24時間レース公式予選:ルマン(フランス)】
● 2006年以来のポールポジション獲得
● フロントローをAudiが独占
● Audi R18 TDIの安定した性能が注目される 第79回ルマン24時間レースのフロントロー(スタート時の最前列)を、Audiが独占しました。ここ数年でもっともスリリングな展開となった公式予選で、軽量化技術を駆使した新型Audi R18 TDIの実力が発揮されました。3分25秒738を記録したブノワ トレルイエがポールポジションを獲得。予選2番手を獲得したチームメイトのロメイン デュマスとの差はわずか0.061秒でした。
Audiのポールポジション獲得は史上6回目で、2006年にディーゼルエンジン レースカーで参加し初優勝を遂げて以来5年ぶりの快挙となります。Audi Sport Team Joest(アウディ スポーツ チーム ヨースト)の面々は木曜日の夜までに周到な準備を行い、3台のAudi R18 TDIを最終予選セッションに送り出しました。
ブノワ トレルイエのパフォーマンスは、本当に印象的でした。トレルイエはR18 TDIのフルLEDヘッドライトシステムがコースを煌々と照らし出す真夜中、決勝シミュレーション走行の21周目に出したタイムで、ポールポジションを獲得しました。多くのライバルが予選の最終段階でトレルイエのタイムを超えようと試みた結果、予選上位6台はわずかコンマ6秒差の中に収まるという素晴らしい予選となりました。
ルマンでのポールポジション獲得は、トレルイエにとって初めての経験でした。彼はマルセル ファスラーとアンドレ ロッテラーと共に、ゼッケン2番のAudi R18 TDIで決勝に臨みます。
ティモ ベルンハルト、ロメイン デュマス、マイク ロッケンフェラー組も、徹底的な軽量化が施されたAudi R18 TDIでフロントローを獲得しています。
ゼッケン3号車のチームクルーは、多忙を極めました。過去5回というルマン最多優勝記録保持者のトム クリステンセンが、予選5番手順位からさらなる上位を目指そうとアタック走行をしていた際、テルトル ルージュでコースバリアに衝突してしまったのです。広範囲に及ぶダメージを受けましたが、リナルド カペロ、トム クリステンセン、アラン マクニッシュ組が駆るR18 TDIは、決勝レース出走までには修理が完了します。シングルコンポーネントのカーボンモノコックは、受けた衝撃が大きかったにも関わらず強度を維持していました。
第79回ルマン24時間レースは、FIA会長のジャン トッド氏の合図により、土曜日の午後3時 (日本時間午後10時)にスタートします。Audiは、今年、10回目のルマン優勝獲得に挑戦します。レースでは、ライバルより速く走ることではなく、いかにミスすることなく走り続けられるかが重要となります。
【アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】
Dr. ウォルフガング ウルリッヒ (アウディ モータースポーツ代表)
ここ数戦のルマン24時間レースでは、各車の実力が信じられないくらいに接近している。そのこと自体には対して驚かないが、それよりも2台のAudi R18 TDIでフロントローを独占出来たことは嬉しい。今週はもちろん、過去数ヶ月に渡って並々ならぬ努力を続けてきたチーム員たちにありがとうと言いたい。もちろん、ルマンでのポールポジション獲得に大きなアドバンテージはないことは承知している。しかし、我々のマシンはロングラン中でもその速さを維持し続けていた。決勝レースに向けて、すばらしい結果を得られたと考えている。
マルセル ファスラー (Audi R18 TDI ゼッケン2番)
ルマンでのポールポジション獲得という、素晴らしい経験をした。メディアの注目も桁違いだ。ポールポジション獲得は、Audi R18 TDIの類い希なパフォーマンスを証明することにも繋がった。言うまでもないことだが、僕らはシーズンオフの間に沢山の準備を行ってきた。ドライバー3人もみな、与えられた仕事を完璧にこなした。誰もがマシンを速く、そして確実に走らせていた。とても良い結果を出せたし、もちろん週末の決勝に向けたすばらしい基礎を築けたと思う。
アンドレ ロッテラー (Audi R18 TDI ゼッケン2番)
今回の予選は凄く良かった。目的と楽しさが共存していた。ナイトセッションで、我々はロングラン走行中のタイヤパフォーマンスがどのように変化するかを試していた。そんな中でもマシンは充分な速さを保っていた。同僚のブノワ トレルイエは本当に素晴らしいラップタイムを叩き出し、その結果ポールポジションを獲得した。自分自身も、最終セッションを楽しむ余裕すらあった。ポールポジションは素晴らしい結果だが、それだけで満足しているわけではない。我々の目的はポールポジション獲得ではなく、テストプログラムを完全に消化することだったが、それもきちんと実行出来た。ルマン24時間レースは長い。だからポールポジション獲得は小さなことに過ぎないのだ。
ブノワ トレルイエ (Audi R18 TDI ゼッケン2番)
とても幸せな気分だ。今でも嬉しさが込みあげてくる。僕はこの近くで生まれ、いつか24時間レースに出場できるようにと頑張ってきたけれど、夢にも思っていなかったポールポジション獲得を、今僕が達成できて、本当に嬉しい。素晴らしいマシン、それを整備したメカニック、エンジニアに満足しているし、彼らがこれまでにしてくれた事に報いるための最高のプレゼントを提供出来たと感じている。これから我々は決勝レースのゴールに向けて動き出す。もちろん、通常ならポールポジション獲得はレースを有利にしてくれる要素だが、今回の僕の最終目標は長いレースの表彰台の一番上に立つことだ。それこそが一番重要なことだ。
【ルマン24時間レース公式予選結果】
1. ファスラー/ロッテラー/トレルイエ (Audi R18 TDI) 3分25.738秒
2. ベルンハルト/デュマス/ロッケンフェラー (Audi R18 TDI) 3分25.799秒
3. ラミー/ブルダス/パゲナウド (プジョー) 3 分26.010秒
4. モンタニー/サラザン/ミナシアン (プジョー) 3 分26.156秒
5. カペロ/クリステンセン/マクニッシュ (Audi R18 TDI) 3 分26.272秒
6. ゲーネ/ウルツ/デビッドソン (プジョー) 3 分26.272秒
● 2006年以来のポールポジション獲得
● フロントローをAudiが独占
● Audi R18 TDIの安定した性能が注目される 第79回ルマン24時間レースのフロントロー(スタート時の最前列)を、Audiが独占しました。ここ数年でもっともスリリングな展開となった公式予選で、軽量化技術を駆使した新型Audi R18 TDIの実力が発揮されました。3分25秒738を記録したブノワ トレルイエがポールポジションを獲得。予選2番手を獲得したチームメイトのロメイン デュマスとの差はわずか0.061秒でした。
Audiのポールポジション獲得は史上6回目で、2006年にディーゼルエンジン レースカーで参加し初優勝を遂げて以来5年ぶりの快挙となります。Audi Sport Team Joest(アウディ スポーツ チーム ヨースト)の面々は木曜日の夜までに周到な準備を行い、3台のAudi R18 TDIを最終予選セッションに送り出しました。
ブノワ トレルイエのパフォーマンスは、本当に印象的でした。トレルイエはR18 TDIのフルLEDヘッドライトシステムがコースを煌々と照らし出す真夜中、決勝シミュレーション走行の21周目に出したタイムで、ポールポジションを獲得しました。多くのライバルが予選の最終段階でトレルイエのタイムを超えようと試みた結果、予選上位6台はわずかコンマ6秒差の中に収まるという素晴らしい予選となりました。
ルマンでのポールポジション獲得は、トレルイエにとって初めての経験でした。彼はマルセル ファスラーとアンドレ ロッテラーと共に、ゼッケン2番のAudi R18 TDIで決勝に臨みます。
ティモ ベルンハルト、ロメイン デュマス、マイク ロッケンフェラー組も、徹底的な軽量化が施されたAudi R18 TDIでフロントローを獲得しています。
ゼッケン3号車のチームクルーは、多忙を極めました。過去5回というルマン最多優勝記録保持者のトム クリステンセンが、予選5番手順位からさらなる上位を目指そうとアタック走行をしていた際、テルトル ルージュでコースバリアに衝突してしまったのです。広範囲に及ぶダメージを受けましたが、リナルド カペロ、トム クリステンセン、アラン マクニッシュ組が駆るR18 TDIは、決勝レース出走までには修理が完了します。シングルコンポーネントのカーボンモノコックは、受けた衝撃が大きかったにも関わらず強度を維持していました。
第79回ルマン24時間レースは、FIA会長のジャン トッド氏の合図により、土曜日の午後3時 (日本時間午後10時)にスタートします。Audiは、今年、10回目のルマン優勝獲得に挑戦します。レースでは、ライバルより速く走ることではなく、いかにミスすることなく走り続けられるかが重要となります。
【アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】
Dr. ウォルフガング ウルリッヒ (アウディ モータースポーツ代表)
ここ数戦のルマン24時間レースでは、各車の実力が信じられないくらいに接近している。そのこと自体には対して驚かないが、それよりも2台のAudi R18 TDIでフロントローを独占出来たことは嬉しい。今週はもちろん、過去数ヶ月に渡って並々ならぬ努力を続けてきたチーム員たちにありがとうと言いたい。もちろん、ルマンでのポールポジション獲得に大きなアドバンテージはないことは承知している。しかし、我々のマシンはロングラン中でもその速さを維持し続けていた。決勝レースに向けて、すばらしい結果を得られたと考えている。
マルセル ファスラー (Audi R18 TDI ゼッケン2番)
ルマンでのポールポジション獲得という、素晴らしい経験をした。メディアの注目も桁違いだ。ポールポジション獲得は、Audi R18 TDIの類い希なパフォーマンスを証明することにも繋がった。言うまでもないことだが、僕らはシーズンオフの間に沢山の準備を行ってきた。ドライバー3人もみな、与えられた仕事を完璧にこなした。誰もがマシンを速く、そして確実に走らせていた。とても良い結果を出せたし、もちろん週末の決勝に向けたすばらしい基礎を築けたと思う。
アンドレ ロッテラー (Audi R18 TDI ゼッケン2番)
今回の予選は凄く良かった。目的と楽しさが共存していた。ナイトセッションで、我々はロングラン走行中のタイヤパフォーマンスがどのように変化するかを試していた。そんな中でもマシンは充分な速さを保っていた。同僚のブノワ トレルイエは本当に素晴らしいラップタイムを叩き出し、その結果ポールポジションを獲得した。自分自身も、最終セッションを楽しむ余裕すらあった。ポールポジションは素晴らしい結果だが、それだけで満足しているわけではない。我々の目的はポールポジション獲得ではなく、テストプログラムを完全に消化することだったが、それもきちんと実行出来た。ルマン24時間レースは長い。だからポールポジション獲得は小さなことに過ぎないのだ。
ブノワ トレルイエ (Audi R18 TDI ゼッケン2番)
とても幸せな気分だ。今でも嬉しさが込みあげてくる。僕はこの近くで生まれ、いつか24時間レースに出場できるようにと頑張ってきたけれど、夢にも思っていなかったポールポジション獲得を、今僕が達成できて、本当に嬉しい。素晴らしいマシン、それを整備したメカニック、エンジニアに満足しているし、彼らがこれまでにしてくれた事に報いるための最高のプレゼントを提供出来たと感じている。これから我々は決勝レースのゴールに向けて動き出す。もちろん、通常ならポールポジション獲得はレースを有利にしてくれる要素だが、今回の僕の最終目標は長いレースの表彰台の一番上に立つことだ。それこそが一番重要なことだ。
【ルマン24時間レース公式予選結果】
1. ファスラー/ロッテラー/トレルイエ (Audi R18 TDI) 3分25.738秒
2. ベルンハルト/デュマス/ロッケンフェラー (Audi R18 TDI) 3分25.799秒
3. ラミー/ブルダス/パゲナウド (プジョー) 3 分26.010秒
4. モンタニー/サラザン/ミナシアン (プジョー) 3 分26.156秒
5. カペロ/クリステンセン/マクニッシュ (Audi R18 TDI) 3 分26.272秒
6. ゲーネ/ウルツ/デビッドソン (プジョー) 3 分26.272秒
(アウディ ジャパン プレスリリース)