2026年4月19日、静岡県・富士スピードウェイで「モーターファンフェスタ2026」が開催された。10周年を迎えた今回は“シン”の名を冠し、来場者数は3万5000人超を記録。走行コンテンツ、体験企画、ユーザーイベントが高密度に融合し、日本最大級の自動車体験イベントとして高い完成度を示した。

画像1: 新車も旧車も楽しさ満載!「シン・モーターファンフェスタ2026」

圧巻の走行会とサーキット体験

本コースを使用した走行会では、ランボルギーニ、チューニングカー、ドリフトマシン、往年のレーシングカー、F1マシンまで、さまざまなクルマが高速域でのパフォーマンスを披露した。ストレートでの伸びやコーナリング時の安定性といった“動的性能”を観客がリアルに体感できる構成となっていた。

同乗走行では、プロドライバーによる限界域の挙動を体験可能。単なる展示イベントとは一線を画す“走りのリアリティ”が強く印象に残る内容となっていた。

スーパーグリッドウォーク:非日常へのアクセス

ホームストレートを開放する「スーパーグリッドウォーク」は、来場者参加型コンテンツの象徴的存在である。レーシングカー、チューニングカー、スーパーカーがコース上に並び、普段は立ち入ることのできない場所で車両を間近に観察できる。

さらに後述するクラシックレーサーもこの場に加わり、世代を超えたマシンが一堂に会する“特別な時間”が演出された。

画像: スーパーグリッドウォーク:非日常へのアクセス

THE CLASSIC:60〜70年代レーサーが現代に蘇る

今回新たに加わった注目コンテンツが「THE CLASSIC」だ。1960〜70年代のクラシックレーサーによるエキシビションランで、GTカーとスポーツプロトタイプという異なるカテゴリーに加え、1967年以前と1975年以前の世代が混走するという独自の構成が採られている。

当時の雰囲気を忠実に再現した車両のみが参加条件とされ、単なる旧車展示ではなく“走る歴史遺産”としての価値が強調されている点が特徴的だ。

画像: THE CLASSIC:60〜70年代レーサーが現代に蘇る

実際の走行では、現代のレーシングカーとは異なるエンジンサウンドや挙動が観客を魅了し、イベントにおける“もうひとつの主役”として強い存在感を放った。さらにこれらの車両はスーパーグリッドウォークにも参加し、静と動の両面からクラシックカー文化を体感できる構成となっていた。

D1グランプリ:ラウンドゼロが示す本番前夜

サーキットのハイライトは、D1グランプリのエキシビションマッチ「ラウンドゼロ」。単走・追走による競技形式で実施され、シーズン開幕前ながら本戦さながらの緊張感が漂う。

1000PS級マシンが高速進入から大角度ドリフトを決める様子は圧巻で、観客を一気に引き込んだ。ニューマシンや新セッティングの投入も見られ、シーズンの勢力図を占う“実戦的イベント”として機能していた点も大きな特徴である。

画像: D1グランプリ:ラウンドゼロが示す本番前夜

TOYO TIRES:ドリフトのDNAと次世代戦略

TOYO TIRESは、ドリフトシーンとの深い関係性を背景に展示を展開。D1との結びつきを象徴する車両を通じてブランドの歴史を示すとともに、今後はニュルブルクリンクを軸としたグローバル開発へシフトする方針を明確にした。

OZ:モータースポーツ直系の機能美

イタリアの名門「OZ」は、軽量・高剛性ホイールを中心に展示。モータースポーツ由来の技術とデザイン性を融合したプロダクトは、プレミアムホイールとしての存在感を強く印象づけた。

阿部商会:BILSTEIN+FUCHSによる総合性能

阿部商会は、BILSTEINサスペンションを核にEibach、REMUS、そしてFUCHSオイルを組み合わせた総合提案を展開。

サスペンションの減衰特性や姿勢制御を体感できる試乗プログラムに加え、潤滑性能という基盤要素まで含めた“車両トータルでの性能最適化”という思想が明確に打ち出されていた。

新車展示

パドック裏には国産車、輸入車の新車展示が展開された。話題のホンダ スーパーワンがずらりと並び、多くの来場者が熱心にチェックしていた。マツダは間もなく日本発表となるMX-5など、人気のSUVを持ち込んだ。

メルセデスは、普段はなかなか目にする機会のないAMG各車を公開。ランボルギーニはテメラリオとウルスを展示し、サーキット走行も実施した。BYDはラインナップに加えてスーパーカーのU9を展示し、来場者の注目を集めていた。

画像: 新車展示

アフターパーツエリア:会場随一の“にぎわい”

そして会場のもうひとつの主役とも言えるのが、アフターパーツ&物販エリアである。アルミホイールやサスペンション、マフラー、ブレーキ、吸排気系パーツといったチューニングパーツをはじめ、タイヤやオイルなど、あらゆるジャンルのアイテムが並び、まさに“パーツの見本市”と呼ぶにふさわしい内容となっていた。

画像: アフターパーツエリア:会場随一の“にぎわい”

来場者は実物を手に取りながら、各メーカー担当者と直接話せる機会を得ていた。さらにカーケア用品やケミカル、洗車グッズといった実用アイテムも充実。イベント限定のオフィシャルグッズやミニカー、ブランドアパレルの販売も行われ、終日人の流れが途切れることのない活気に包まれていた。

単なる展示にとどまらず、「選び」「比較し」「購入する」という体験まで完結するこのエリアは、ユーザー参加型イベントとしての価値を象徴する存在となっていた。

過去・現在・未来が交差する場

モーターファンフェスタ2026は、走行会、グリッドウォーク、D1ラウンドゼロに加え、「THE CLASSIC」という新たな軸を得たことで、イベントとしての奥行きをさらに拡張した。

現代のハイパフォーマンスカー、ユーザー主体のカスタム文化、そして歴史的レーシングカー――それらが同じサーキット上で交差する構成は、このイベントならではの大きな魅力である。

(Text & Photos by 8speed.net Editorial Team)

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