2026年1月13日、Volkswagenは、Volkswagenブランドが2025年の年間販売台数が約473万台となったと発表した。厳しい市場環境が続くなかでも、前年とほぼ同水準(前年比-1.4%)を維持し、とくにヨーロッパ市場においては市場リーダーの地位をさらに強化した。

画像: VW、2025年の世界販売は473万台

世界販売は横ばい、地域別では明暗

地域別にみると、ヨーロッパでは前年比+5.1%と堅調な伸びを示し、南米でも+18.5%と大幅な増加を記録した。一方、中国市場は-8.4%と減少が続いており、競争激化と市場環境の変化が影響している。北米では、米国の関税政策の影響を受け、販売台数は-8.2%と落ち込んだ。

こうした状況のなかでも、Volkswagenは内燃機関車と電気自動車の両分野で、ヨーロッパにおける市場リーダーの座を維持している。ドイツ国内においても、連邦自動車庁(KBA)の集計によれば、両者を合算した市場シェアは19.6%となり、前年から0.5ポイント上昇した。

電気自動車は38万台超、欧州で存在感を拡大

電気自動車(BEV)の世界販売台数は約38万2000台で、前年比では-0.2%とほぼ横ばいだった。総販売台数に占めるBEVの割合は8.1%となっている。全体として需要は安定しているが、地域別ではドイツおよびヨーロッパで顕著な成長がみられた。

ドイツ国内ではBEV販売が9万3800台に達し、前年比+60.7%と大幅に増加。ヨーロッパ全体でも約24万7900台(+49.1%)を販売した。この成長を牽引したのが、「ID.」ファミリーの中核モデルである「ID.7」である。ドイツでは約3万5000台が販売され、前年比132.0%増を記録。ヨーロッパ全体でも7万6600台(+133.9%)と急伸した。セダンとエステートの2タイプ展開が、幅広い需要を取り込んだかたちだ。

SUVが販売の半数超を占める構造に

パワートレイン別に加え、ボディタイプ別でも明確な傾向が表れている。2025年、SUVモデルはVolkswagen ブランドの総販売台数の50.2%を占め、前年比で5.3%増加した。特に米国市場では、販売されたモデルの78.5%以上がSUVとなっている。

ヨーロッパで最も売れたSUVは「T-Roc」で、第2世代モデルが2025年に投入され、販売台数は20万1995台(前年比+3.9%)に達した。また、2025年春に販売を開始した新型SUV「Tayron」も好調で、発売から短期間で世界累計6万700台を販売している。

2026年は新型EV攻勢を加速

Volkswagenは2026年に向け、電動化戦略をさらに加速させる構えだ。ベース価格約2万5,000ユーロとされる「ID. Polo」や、コンパクトSUV「ID. Cross」の量産モデルなど、複数の新型EVを投入する計画が示されている。特に中国市場では、2026年中に10車種以上の新しい電気自動車を発売する予定としており、巻き返しを図る。

Volkswagen乗用車部門でセールス、マーケティング、アフターセールスを統括するマーティン・サンダーは、2026年も市場環境は厳しいとの見通しを示しつつ、効率性と競争力を重視した製品戦略によって対応可能との認識を示した。

GTI誕生50周年という節目

2026年は、Volkswagenの象徴的モデルである「GTI」が誕生50周年を迎える節目の年でもある。すでに記念モデル「Golf GTI EDITION 50」が発表されており、確認されている範囲では、GTI史上最も高性能な量産モデルとして位置づけられている。電動化が進む一方で、ブランドの伝統的価値を示すモデルを併存させる姿勢も、今後の戦略を読み解くうえで注目される。

世界販売は横ばいながら、ヨーロッパでのEVとSUVの成長によって基盤を固めたVolkswagen。2026年に予定される新型EV群の市場投入が、各地域での販売構造にどのような変化をもたらすのか、今後の動向が注目される。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Volkswagen AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。

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