2026年1月9日から11日まで、日本を代表するホイールブランドのRAYS(レイズ)は、幕張メッセで開催中の「東京オートサロン2026」に、同社を象徴する鍛造ホイール「TE37」の誕生30周年をテーマに据えたブースを展開している。

今年のブースのテーマはTE37の30周年
ブースはTE37の30周年をメインに構成され、歴代モデルを紹介するヘリテージコーナー、重量を体感できるコーナー、新商品展示エリアなどで構成されている。
ブースのデザインもTE37を前面に押し出した構成となっており、RAYSにとってTE37が極めて象徴的な製品であることを明確に打ち出す意図がうかがえる。

ブースの中心的な展示となっているのが、TE37の30周年記念モデルである。
TE37は、ベースモデルを起点に「TE37 SAGA」、さらに「TE37 SAGA S-plus」へと発展してきた。今回の30周年モデルは、そのSAGA S-plusをベースに、初代TE37へのオマージュを込めて開発されたものである。
このモデルは、初代TE37に用いられていたロゴデザインを、現在のマシニング技術で再現した特別仕様となっている。
加えて、初代モデルで採用されていたステッカー仕様を再現したバージョンも用意されており、マシニングロゴ仕様とステッカー仕様のいずれかを選択できる点が特徴だ。
往年のデザインを尊重しつつ、現代の製造技術を融合させたモデルとして、30周年を象徴する存在となっている。


さらに、「TE37 SONIC」「TE37 ULTRA LARGE」にも30周年モデルを設定。TE37ファンにとっては、見逃せないニューモデルである。


ブース内には、TE37の歴史を体系的に紹介するヘリテージコーナーが設けられている。
ここでは、初代TE37から現在に至るまでのモデルが展示され、製品の進化を実物とともに確認できる。

こうした系譜を視覚的に理解できる展示は、長年のファンだけでなく、新たにブランドに触れる来場者にとっても理解を深める内容となっている。
新商品が目白押し。なかでも注目は!
30周年モデル以外にも、ブースには例年同様、多数の新製品が展示されている。

そのなかでも注目モデルとして紹介されているのが「gram LIGHTS 57TR」である。
57TRは現時点では市販前の参考出品モデルで、鋳造ホイールでありながら非常に軽量である点が特徴とされる。展示車両にはコンパクトスポーツモデルが用いられており、スポーツ走行を想定したホイールであることが示されていた。


このほかにも、ハイエースやジムニー向け、軽自動車向け、大口径ホイールを必要とするクラウンスポーツやクラウンセダン向けなど、幅広い車種に対応する新製品が数多く展示されている。
RAYSホイールの軽さが体験できる
ブース内には、RAYS製ホイールの軽さを来場者が直接体感できるコーナーが設けられている。
数値やスペックの説明にとどまらず、実際にホイールを持ち上げることで、その軽さを直感的に理解できる展示である。
来場者がホイールを手に取った瞬間に重量差を実感する様子も見られ、RAYSが重視する軽量化技術を強く印象づける構成となっていた。
また、模造品(コピー品)に対する注意喚起を目的とした展示も行われている。
海外、とくに東南アジア地域では模造品の流通が非常に多く、市場の大半を占めるケースもあるという。
そうした模造品が日本国内に流入し、フリマアプリなどを通じて個人売買される事例も確認されている。展示では、模造品の強度試験結果や破損したホイールが紹介されており、安全面でのリスクを視覚的に伝えている。
正規品と模造品では外観や価格だけでなく、安全性にも大きな差があることを示す内容となっていた。
RAYSの今年のブースは、TE37の30周年を軸に、製品の歴史、現在の技術、今後の展開を一体的に体験できる構成となっている。
記念モデルの発表に加え、新製品の幅広い展示、重量体感コーナー、模造品対策の啓発まで、ホイールメーカーとしての姿勢を総合的に示す内容だけに、ぜひ足を運んでほしい。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)


