2025年11月18日、ドイツの自動車専門誌「AUTO BILD」および大衆紙「BILD am SONNTAG」が主催する「ゴールデンステアリング賞(Das Goldene Lenkrad)」2025において、フォルクスワーゲンが史上初となる4部門同時受賞を果たした。同賞49年の歴史でも前例のない快挙である。

画像: VWがゴールデンステアリング賞で史上初の4冠達成

今年の選考では、「Golf GTI EDITION 50」「ID.7 GTX Tourer」「Tayron」、そして新型「T-Roc」の4台がそれぞれのカテゴリで最高評価を獲得した。選考対象となった新型車は合計72モデルで、読者投票による予備選考を経て、最終的にはプロドライバーや専門ジャーナリストらによる実走評価で受賞モデルが決定した。

Golf GTI EDITION 50がコンパクトクラスを制覇

2026年に50周年を迎えるGTIのアニバーサリーモデルとして登場したGolf GTI EDITION 50は、325PSを発揮する歴代最強のGTIとして注目を集めてきた。動力性能とデザイン性の両立が評価され、EV2台を抑えてコンパクトクラスの頂点に立った。

画像: Golf GTI EDITION 50がコンパクトクラスを制覇

ID.7 GTX Tourerが上級ミッドサイズ部門の最優秀モデルに

ID.7 GTX Tourerは、フォルクスワーゲンとして初の電動ステーションワゴンであり、340PSを発揮するデュアルモーター4WDと高い快適性が特徴だ。実用性と走行性能のバランスが評価され、同クラスに名を連ねた2つのドイツ製プレミアムモデルを上回った。

画像: ID.7 GTX Tourerが上級ミッドサイズ部門の最優秀モデルに

Tayronは「ベスト・ファミリーカー」に選出

TiguanとTouaregの間に位置づけられる新型Tayronは、広い室内空間と最大7名乗車のパッケージング、さらに2.5トンの牽引能力を備える万能SUVである。家族向けSUVとしての完成度が高く、チェコおよびスウェーデン製SUVを抑えて同部門を制した。

画像: Tayronは「ベスト・ファミリーカー」に選出

新型T-Rocは「4万ユーロ以下のベストカー」編集特別賞を受賞

デザイン、室内空間、快適性、ハイブリッドシステムなど、あらゆる領域で進化を遂げた新型T-Rocは、編集部が選ぶ「Best car under 40,000 euros」に選出された。扱いやすさと先進技術のバランスが評価された形だ。

画像: 新型T-Rocは「4万ユーロ以下のベストカー」編集特別賞を受賞

フォルクスワーゲンCEO「BOOST 2030戦略の成果」

ゴールデンステアリング賞は1976年に創設された欧州有数の自動車賞であり、ドイツ国内にとどまらず国際的な影響力を持つ。選考は読者投票と専門家による実車テストの二段構えで行われ、安全性、デザイン、走行性能、サステナビリティなど17項目で評価される。

フォルクスワーゲン乗用車ブランドCEOのトーマス・シェーファー氏は、4冠達成について以下のようにコメントしている。

「4つのゴールデンステアリング賞を同時受賞したブランドは、フォルクスワーゲンが初めてだ。BOOST 2030戦略が正しい方向に進んでいる証拠であり、チーム全体を誇りに思う。来年は6つの新型車を投入する。100%フォルクスワーゲンらしい強力な製品を続々と送り出していく」

今回の4冠は、フォルクスワーゲンが電動化とブランド刷新を掲げる「BOOST 2030」戦略の成果が市場で支持されていることを象徴する出来事といえる。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Volkswagen AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。

This article is a sponsored article by
''.