2025年10月30日、フォルクスワーゲン ジャパンは、電動ミニバン「ID. Buzz」が「2025–2026日本カー・オブ・ザ・イヤー」(主催:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会)の「10ベストカー」に選出されたことを発表した。

画像: 「ID.Buzz」がCOTYの「10ベストカー」に選出

日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下COTY)による10ベストカーの選考は35車種を対象に実施され、各選考委員による投票で上位10台が選ばれた。

10ベストカーに選ばれたモデルは以下のとおり。

  • スズキ e ビターラ
  • スバル フォレスター
  • ダイハツ ムーヴ
  • トヨタ クラウン(エステート)
  • 日産 リーフ
  • ホンダ プレリュード
  • BMW 2シリーズ グラン クーペ
  • ヒョンデ インスター
  • プジョー 3008
  • フォルクスワーゲン ID.Buzz

フォルクスワーゲンとしては、2023–2024年度に選出された「ID.4」以来2年ぶりのトップ10入りとなる。

「ID.Buzz」は、1950年に登場した初代「Type 2(通称:ワーゲンバス)」のヘリテージを受け継ぎつつ、次世代のモビリティ社会に対応するフル電動ミニバンとして開発された。クラシカルなデザイン要素を巧みに現代へと昇華させた造形は、登場以来多くのファンの心を掴んでいる。

ボディには「Type 2」を想起させるツートンカラーや大型のVWロゴ、短いオーバーハングなどが採用され、往年の自由で親しみやすいブランドイメージを再現。レトロな雰囲気と最新EVの洗練性が融合する独特の存在感を放っている。

日本導入モデルは、5人乗りのノーマルホイールベース(NWB)仕様と、7人乗りのロングホイールベース(LWB)仕様の2タイプを展開。フラットなフロアとウォークスルー構造を採用することで、室内空間は「移動するラウンジ」と呼ぶにふさわしい開放感を実現している。

シートは多段階のアレンジに対応し、最大2,470Lという広大なラゲッジ容量を確保。両側スライドドアとパワーテールゲートには「Easy Open & Close」機能を備え、日常の使い勝手を高めている点も特徴だ。

プラットフォームには、フォルクスワーゲンの電動車専用アーキテクチャ「MEB(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリクス)」を採用。モーターは最高出力210kW(286PS)、最大トルク57.1kgmを発生し、後輪駆動レイアウトによるスムーズで伸びやかな加速を実現する。空気抵抗係数(Cd値)は0.285と優れた空力性能を誇り、高速走行時の効率と静粛性にも寄与している。

充電性能も高く、150kW対応のDC急速充電を利用すれば外出先でも短時間での充電が可能。WLTCモードによる一充電走行距離は554km(Pro LWB仕様)に達し、ファミリーユースから長距離移動まで安心して使える航続性能を備える。

運転支援システムとして「Travel Assist」や「Side Assist Plus」を搭載。マトリックスLEDヘッドライトやパノラマガラスルーフ、プレミアムサウンドシステム「Harman Kardon」など、快適装備も豊富に揃う。上質かつサステナブルな移動空間を提供する「ID. Buzz」は、単なる移動手段を超えた新しいEVライフスタイルを提案する存在といえる。

COTYの最終選考およびイヤーカーの発表は12月4日(木)に行われる予定である。

(Text by 8speed.net Editorial Team)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。

This article is a sponsored article by
''.