2025年7月15日、フォルクスワーゲンは、ドイツ自動車連盟(ADAC)が実施したID.3の長期耐久テストの結果を公表した。これによれば、ID.3の駆動用バッテリーは16万km走行後も91%の容量を保持していていたという。過酷な充電条件や連続走行を経ても性能低下は軽微で、ボディやシャシーの状態も良好だったという。

画像1: 16万km走行の「ID.3」が91%のバッテリー容量を維持

ADACでは「ID.3 Pro S」(バッテリー容量77kW)を、4年間にわたりドイツ・ランズベルク・アム・レヒのADAC試験・技術センターでテストした。走行距離は16万kmを超えたが、バッテリーの容量は当初の91%を維持。フォルクスワーゲンでは、8年間または16万kmの走行後に70%以上に容量を保証しており、今回の数値はこの基準を大きく上回った。

テストは厳しい条件下で行われた。全充電回数の4割以上が急速充電で行われ、推奨されない“満充電状態で数日放置”というケースもあった。それでも、バッテリーに大きな劣化は見られなかった。

また、試験中には複数回のソフトウェアアップデートが実施され、充電計画機能「エレクトリックビークル・ルートプランナー」の導入や最大170kWへの充電能力向上が行われた。これらの改善により、とくに短距離走行や冬季(気温0〜5℃)での消費電力が低減し、航続距離の向上にもつながった。

画像2: 16万km走行の「ID.3」が91%のバッテリー容量を維持

ボディや足まわりも高評価だった。高走行距離にもかかわらず、ボディやシャシー、サスペンション、ステアリングに大きな問題は確認されなかった。ADACは、ユーザーに対しソフトウェア更新を常に適用することを推奨している

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by ADAC)

※本記事はプレスリリースをもとに、AIツールを活用して作成し、編集部が専門知識に基づいて加筆・修正を行い、最終的な内容を確認したうえで掲載しています。

This article is a sponsored article by
''.