2005年9月、フォルクスワーゲンは2代目「Golf R32」を発表した。

画像1: Golf5 R32(写真は欧州仕様)

Golf5 R32(写真は欧州仕様)

フォルクスワーゲンは、2002年、4代目Golfの最上級モデルとして、3.2L VR6エンジンと4WDの4MOTIONを組み合わせた「Golf R32」を投入した。その後、Golf R32やその後継の「Golf R」が「Golf GTI」と双璧を成すスポーツモデルとして人気を集めているのはご存じのとおりだ。

2003年にGolfがフルモデルチェンジにより5代目に進化し、翌2004年にはGolf5 GTIが登場している。さらにその翌年の2005年にデビューしたのが、このGolf5 R32である。

日本にも2006年2月に上陸したGolf5 R32は、アルミルックのフロントグリルや専用の前後バンパー、青く塗装されたブレーキキャリパー、センター出しのツインエキゾーストパイプにより、特別なモデルであることをアピールしている。

インテリアは、Rのロゴがあしらわれたステアリングホイールや、オプションのレカロ製フロントレザースポーツシートなどによりスポーティさが際だっている。

画像4: Golf5 R32(写真は欧州仕様)

Golf5 R32(写真は欧州仕様)

搭載されるのは、“VR6”と呼ばれる3.2Lの6気筒エンジン。V型6気筒でありながら、バンク角をきわめて狭い15度とし、また、シリンダーをジグザグに配置することで、通常のV6エンジンに比べてコンパクト化に成功。これによりGolfのエンジンルームに横置きすることを可能としている。シリンダーヘッドをひとつで済ませたことで、直列6気筒に近いフィーリングを有しているのも大きな特徴だ。

最高出力はGolf4 R32に対して9PS増の250PS。最大トルクは320Nmを発揮する。6速マニュアルギヤボックスと6速DSGが用意され、日本では6速MTを2ドアに、6速DSGを4ドアに搭載している。

Golf5 R32はドイツのウォルフスブルク工場で生産され、2008年までに28,592台が世に送り出されている。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Volkswagen)

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