フォルクスワーゲンの未来の最小電気自動車。フォルクスワーゲンから2万ユーロ前後のエントリーEVが登場! 最新の全情報をお届け!

※この記事は「Auto Bild JAPAN Web」より転載したものです。

画像1: 【Auto Bild】VWの未来のスモールEV「VW ID.EVERY1」全最新情報

フォルクスワーゲンの新しいエントリーEV

フォルクスワーゲンは電気自動車のラインナップを拡大している。早くも2026年には、2万,000ユーロ(約400万円)クラスの小型電気自動車「ID.2 all」が発売され、2027年には2万ユーロ(約320万円)前後の別のエントリーレベルe-モデル「ID.EVERY1」が発売される予定である。

ID.2は電気自動車版「Polo」となる予定で、ID.EVERY1は2023年まで生産された「up!」の後継車となる。現時点では、この名称はあくまでも仮称であり、量産モデルがID.EVERY1と呼ばれるかどうかはまだわからないが、少なくともネーミングの権利を確保している。

画像: フォルクスワーゲンの新しいエントリーEV

ベース価格は2万ユーロ前後

ID.EVERY1の発売までにはまだしばらく時間がかかる。ウォルフスブルクに拠点を置くメーカーは、eモビリティをこれまでよりも手頃な価格で提供することを目指している。現在、フォルクスワーゲンのEVで最も安いのは「ID.3」で、ディーラーでの販売価格は3万3,330ユーロ(約533万円)からとなっている。ID.EVERY1の価格は2万ユーロ(約320万円)前後になる見込みだ。

デザインは旧いフォルクスワーゲンモデルからインスピレーションを得ている

ID.EVERY1の外観は旧いフォルクスワーゲンのモデルを彷彿とさせる。例えばフロント部分は「Golf1」に似ている。これは、丸いヘッドライトを彷彿とさせるデイタイムランニングライトから明らかだ。ヘッドライトは周囲とコミュニケーションすることができ、サイドのデイタイムランニングライトは充電レベルインジケーターとして機能する。

サイドは「Golf4」に似ており、リヤは「Scrocco」からアイデアを得ている。個々のシャドウエッジがID.EVERY1にがっしりとした印象を与えている。5本スポークのデザインを持つ19インチの大型ホイールは標準装備ではないだろう。

主要諸元
長さ:3,880mm
幅:1,816mm
高さ:1,490mm
トランク容量:305L
駆動システム:MEBエントリープラットフォーム、前輪駆動

駆動側には、MEBの改良版が前輪駆動用として使用されている。フォルクスワーゲンは、ID.EVERY1に70kW(95PS)の電気モーターを搭載しており、最高速度は130km/hに達すると述べている。コンセプトカーの航続距離は約250kmだ。記録的な数値ではないが、都市部での使用には十分だ。

装備:車内ではよりパワフルなインフォテイメント

まだ、車内を見ることは許されていない。しかし、デザインスケッチを見ると、外観の要素が車内にも取り入れられていることが分かる。例えば、空調システムの吹き出し口は、ヘッドライトの照明グラフィックを基にしている。

画像1: 装備:車内ではよりパワフルなインフォテイメント

フォルクスワーゲンの未来の最小電気自動車は、全く新しいソフトウェアバージョンを使用する。インフォテイメントは、中央の大型ディスプレイに集約され、シンプルなコックピットを構成している。

画像2: 装備:車内ではよりパワフルなインフォテイメント

結論

フォルクスワーゲンの過去のデザイン要素を再解釈した部分は、とても気に入った。最新の電動技術と手頃なエントリー価格を誇る全体的な魅力が、この小型電気自動車を魅力的な選択肢にしている。ID.EVERY1の量産バージョンが楽しみだ。

(Text by Sebastian Friemel Photos by Volkswagen AG)

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