2004年9月、フォルクスワーゲンはパリサロンで「Golf5 GTI」を発表した。

画像1: Golf5 GTI 30th Anniversary Edition

Golf5 GTI 30th Anniversary Edition

その前年の2003年、Golfはモデルチェンジにより5代目に生まれ変わった。この世代では数々の新機構が投入され、Golfの走りは飛躍的に向上している。たとえば、いちはやく電動パワーステアリングを採用したのをはじめ、サスペンションは、フロントにマクファーソンストラットを使用する一方、リヤはこれまでのトーションビームに代えて、全車にマルチリンク(4リンク)を搭載している。エンジンは直噴ガソリンの「FSI」を採用し、その後の直噴ガソリンターボ「TFSI(TSI)」につながっている。

実際、Golf5 GTIでは、最高出力200PSのTSIを採用することで、高出力と燃費性能の向上が図られている。組み合わされるトランスミッションは6速MTに加えて、デュアルクラッチギヤボックスの6速DSGが用意された。0-100km/h加速は6速MTが7.2秒、6速DSGでは6.9秒に短縮する。

画像2: Golf5 GTI 30th Anniversary Edition

Golf5 GTI 30th Anniversary Edition

写真は、GTIの誕生30周年を記念して2006年に登場した「Golf5 GTI 30th Anniversary Edition」で、最高出力が30PSアップの230PSに。これには、1PS×30年=30PSという意味がこめられている。

日本には2005年5月に4ドア・右ハンドル仕様が導入された。これと時を同じくして、2ドア・右ハンドル・DSG仕様のGolf5 GTIを使用する「Golf GTI Cup Japan」がスタート。DSGを使用することで、ドライバーがドライビングに集中できるとともに、“オーバーレブ”によるエンジン破損を防ぐことができるなど、さまざまなメリットが確認できた。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Volkswagen Classic, Volkswagen Japan)

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