Volkswagen Golf 9:これが次期Golfの姿だ。Volkswagen Golf 9は、新しいSSPプラットフォームをベースとするオールエレクトリックモデルとして、おそらく2028年に市場に投入される。
フォルクスワーゲンは1月に「Golf 8」を全面的にマイナーチェンジしたばかりだが、すでに次世代モデルの初期計画がある。ひとつはっきりしているのは、コンパクトなベストセラーの次世代モデルは電気自動車になるということだ。これは、「ID.3」にとって具体的に何を意味するのかという疑問も生じる。
※この記事は「Auto Bild JAPAN Web」より転載したものです。
噂によれば、9代目Golfは、既存の電動モデルを置き換えることなく「ID.3」に統合されるという。また、Golfではおなじみの「MEB」プラットフォームが使用されないため、技術的基盤に関するニュースもある。
800ボルト技術の新プラットフォーム
その代わり、フォルクスワーゲンは「SSP」という名のまったく新しいプラットフォームをGolfに採用するようだ。これはSSP(「スケーラブルシステムプラットフォーム」の略)と呼ばれるもので、当初から内燃機関搭載車と同等のマージンを達成するはずだ。さらに、Golfはこのプラットフォームをベースにした最初のモデルでもある。この役割は当初、「トリニティ」研究の市販バージョンに意図されていた。フォルクスワーゲンの前ボス、ディアスの退任後、フラッグシップモデルへの投入は断念されたようだ。
技術的には、アウディやポルシェの新しい「PPS」ベースと同様に、このプラットフォームは800ボルトのアーキテクチャーをベースにしている。正確な数値はまだわかっていないが、わずか12分で10〜80%の充電時間がおそらく目標とされている。最新のテクノロジーも搭載される可能性があり、レベル4の自律走行も可能になるはずだ。
第9世代は2028年に発売
現時点では外観については何もわかっていないが、かつて我々のイラストレーターが「Golf 9」の外観を示したことがある。確実なのは、コンパクトカーの象徴であるCピラーが次世代にも採用されるだろうということだ。ヘッドライトは、2021年に発表された「ID.Life」のスタディモデルを彷彿とさせる。
しかし、その時が来て、現行のGolfが電気自動車の後継世代に置き換わるまで、私たちは辛抱強く待つ必要があるだろう。Golf 8のフェイスリフトはまだ始まったばかりなので、4年後の2028年から電動「Golf」は市場に投入されると予想される。
(Text by Sebastian Friemel / Photos by B. Reichel)