2024年7月3日、フォルクスワーゲン ジャパン(VWJ)は、8月1日付けでブランドディレクターにイモー・ブッシュマン氏が就任すると発表した。
ブッシュマン氏は、1998年にAUDI AGに入社し、同社のセールスマネージャーとして日本のマーケットを担当。2005年7月から2007年9月にかけてはアウディ ジャパンでマーケティングのゼネラル マネージャーを務めた経験がある。2010年8月からはフォルクスワーゲン本社でフォルクスワーゲン乗用車ブランドのセールス ファーイーストのゼネラルマネージャーに就任。さらに、2014年7月からはアウディ マレーシアでマネージングディレクターとなり、直近では2021年9月から、上海汽車フォルクスワーゲン販売会社の副社長および上海汽車フォルクス ワーゲンのマーケティング&セールス ビジネス エグゼクティブディレクターを務めるなど、アジアや日本のマーケットに精通している。
一方、2022年からブランドディレクターを務めてきたカルカーニ氏は、新型コロナの感染拡大やウクライナ情勢などにより商品の供給が厳しい時期に、内燃機関車(ICE)とEVの2本柱で販売拡大を進める「2ピラー ストラテジー(2本柱戦略)」を推し進めてきた。任期終了後、カルカーニ氏はフォルクスワーゲン グループ イタリアに再赴任する。
ICEのニューモデルが続々と上陸する2024年後半、ブッシュマン氏がどんな新しい風を吹き込むのか、その手腕に期待したい。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)