ミニバン専用タイヤ「TOYO TRANPATH mp7(トランパス エムピーセブン)」に交換してから、この数ヶ月で1500kmほど走りました。そろそろタイヤ本来のキャラクターが体にも馴染んでくる頃です。

画像: 最近はプライベートよりも取材の足として重宝している備忘録号。

最近はプライベートよりも取材の足として重宝している備忘録号。

この1500kmの割合は、高速道路が4割、下道が6割といったところ。天候でいうと、晴れが8割、雨が2割です。いずれもほぼ仕事の移動で使いました。

画像: TOYO TRANPATH mp7に交換してから1500km走ってみた印象は?

TOYO TRANPATH mp7に交換してから1500km走ってみた印象は?

私の場合は取材(主にオーナーインタビューの案件)が多く、大切な愛車を取材するとなると必然的に雨の日は延期となります。古いクルマであれば錆が心配だったり、愛車を汚したくないというオーナーさんも少なくありません。取材のためにいつも以上に手間を掛けて洗車をしたり、わざわざボディコーティングを施工したり…と、愛車の晴れ舞台のために時間を割いてくださっているのです。

こちらとしては締め切りは変わらないので、できるだけ早く取材できた方が助かるのは本音…ではあります。しかし、大切な愛車を汚したくないという心境も分かるので「雨が降っていたら、あるいは降りそうだったら延期」あるいは「路面がウェットだったら延期」…などなど、いくつかのマイルールを決めています。ときには塩カルがまかれる時期の取材は避けて欲しいというリクエストもあるので、都度、できるかぎりお応えしています。

オーナーさんのご協力もあり、毎回の取材はとても楽しく「クルマ談義の延長線上」であることも珍しくありません。ただ、初対面の方と「突っ込んだ話」をする機会も多く、無意識のうちに気を張っているのかもしれません。取材が終わったあとはくたくた…ということもしばしば。

画像: こちらは交換前のフロントタイヤ。タイヤの溝はまだ残量がありましたが、細かいヒビ割れが。こうなる前に交換しないとだめですね。

こちらは交換前のフロントタイヤ。タイヤの溝はまだ残量がありましたが、細かいヒビ割れが。こうなる前に交換しないとだめですね。

取材先から自宅までは備忘録号で帰宅することになるのですが、ここ数ヶ月、家に着いたときの疲労の度合いが減っていることに気づきました。その間、備忘録号に手を加えたことといえば、タイヤとブレーキパッドを交換したくらい。

先日も取材から帰宅する際、ふとしたときに、乗り心地やはじめのひと転がり、ロードノイズに意識を向けてみることに。ファーストインプレッション時と同様に、改めて「主張が控えめのタイヤなのかな」という印象を持ちました。

画像: 【Touranの備忘録】第9回 ミニバン専用タイヤ「TOYO TRANPATH mp7」に交換してから1500km走破してみて

タイヤを交換するとなると十万円単位の出費が伴います。失敗したと思っても向こう数万キロは「我慢しなければならない」のが現実です。しかし「TOYO TRANPATH mp7」は、自分でも予想外なほどお気に入りのタイヤとなりました。

体に伝わってくるあらゆる情報が過敏でもなければ、ダルさもない。普段は意識しなくとも済んでしまうくらい自然です。つまり「ちょうどいいサジ加減」なんですね。

実は妻も国産ミニバンを所有している(しばらくは備忘録号にも載っていましたが、スライドドアのクルマが欲しい!とホンダN-Oneから買い替えていました)ので、タイヤの交換時期になったらこの銘柄を薦めてみようと思います。

●TOYO TRANPATH mp7(トランパス エムピーセブン)
https://www.toyotires.jp/product/tamp7/

(Text & Photos by Toru Matsumura)

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