先日、納車されたばかりのT-Cross、さっそくカスタマイズを始めました!
都市で自然を楽しむ“アーバンアウトドア”。高機能なアウトドアウェアを街で着こなしたり、キャンプ用品を自宅で使ったりと、アウトドアを身近な生活に取り入れて楽しむ人が増えています。アウトドアと日常の境界線がなくなっているいま、SUVを普段使いのファミリーカーとして楽しむというのも、そんなマインドの流れといっていいでしょう。
そこで今回は、キャンプ好きの人はもちろんのこと、アーバンアウトドア派にも受け入れられそうなカスタマイズを行いました。
まずは、収納力向上を狙って、ルーフラックを装着しました。T-Crossのラゲッジスペースはベースとなるポロよりも広いのですが、これで家族でキャンプに出かけるとなると、スペースが足りなくなりそうです。
そこで、嵩張る荷物が積めるルーフラックを装着することにしました。今回選んだのは、システムキャリアの定番である「Thule(スーリー)」のスチール製キャリアバスケット「Thule Canyon 859XT」。長さ127cm、幅104cmで、クーラーボックスやテントなどを積むには十分なサイズです。
キャリアバスケットを装着するためには、ルーフレールに取り付けるベースキャリアが必要になります。車種別適応表を見ると、「ウイングバーエッジ 9582」を用意すればよいことがわかりました。シルバーとブラックが用意されていますが、キャリアバスケットの色に合わせて、今回はブラックを選択しました。ロープロファイルかつエアロダイナミクスを考慮したデザインで、走行中の風切り音を抑えるのは有利です。
車両への取付は、いつものmaniacs STADIUMにお願いしました。自分でも取り付けられそうですが、確実に装着したかったのと、キャリアバスケットはそれなりに大きく、万一ルーフに落としたりしたら大変なので、プロに任せることにしたのです。
アルミホイールとタイヤも新調しました。T-Cross TSI 1st Plusには、標準で215/45R18タイヤが装着されていますが、乗り心地については、一般道では路面の荒れをコツコツと伝え、目地段差を越えたときのショックの遮断もいまひとつという印象でした。これに対して、205/60R16タイヤを装着するT-Cross TSI 1stは、乗り心地がマイルドになり、路面の荒れをうまく吸収していました。そこで、試しにタイヤとホイールを1インチダウンしてみることにしました。
今回選んだのは、発売以来、人気が続いているO・Zの「Rally Racing(ラリーレーシング)」。コンパクトスポーツやSUVなどにはまさに打ってつけのモデルで、7×17のダークグラファイトをチョイスしました。
これに組み合わせたのが、「雪も走れる夏タイヤ」として、ここ数年人気が高まっているオールシーズンタイヤの「ミシュラン クロスクライメート」です。タイヤサイズは205/55R17です。
クロスクライメートは、サマータイヤとしてのドライ/ウェット性能やハンドリング性能を高いレベルで実現しながら、突然の雪に対応できる雪上走行を兼ね備えています。冬用タイヤ規制時でもタイヤチェーンの装着は不要で、非降雪地域なら冬にウインタータイヤに履き替えることなく、1年中使用できるのもうれしいところです。
キャリアバスケットと新しいタイヤとホイールを装着したT-Crossは、なかなかスタイリッシュで、ノーマル以上にアクティブな印象になりました。
県をまたぐ移動自粛も解除され、T-Crossで遠出するのが楽しみです!
(Text by Satoshi Ubukata)