170907-Lesson-10.jpg2017年9月6日、フォルクスワーゲン/アウディオーナーを対象にしたドライビングレッスン「8speed.net/1to8.net Driving Lesson」を開催しました!

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「いつかは自分たちの手でドライビングレッスンを開催したい!」と考えていた8speed.net/1to8.net編集部が、モータージャーナリストの齋藤 聡さんと出会ったこで実現したのが今回のイベント。業界屈指のドライビングスキルを誇るばかりか、ドライビングレッスンのインストラクターとしても経験豊富な齋藤さんのアドバイスのもと、初開催となる今回は、ドライビングの基礎を学ぶカリキュラムを用意し、レッスン当日を迎えました。

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この日は朝から小雨が降ったり止んだりというあいにくの空模様。しかし、クルマの挙動を学ぶうえでは打ってつけのコンディションといえます。会場となった富士スピードウェイのジムカーナ場には、朝早くから17名の参加者がフォルクスワーゲン/アウディで駆けつけ、さっそく愛車のドアにゼッケンを貼り、スタートを待ちます。

そして9時過ぎ、レッスンはスタート。齋藤さんから、この日のプログラムと最低限知っておきたいドライビングの基礎知識について簡潔な説明がありました。20分ほどで座学は終了し、まずはブレーキングの練習を行います。

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いまどきのクルマはABSやブレーキアシストが標準装着されているので、ブレーキングなんて簡単と思われがちですが、いざフルブレーキをかけようとすると、踏む力が足りなかったり、踏むタイミングが遅かったりと意外に難しいものです。

また、危険回避の際にはブレーキペダルを思い切り踏んでいても、ABSのおかげでステアリングで障害物を避けることができます。でも、あらかじめ経験しておかないと、いざというときにとっさにはできないものです。

最初はタイミングがあわなかったり、フルブレーキができなかった参加者も、3〜4回の走行でブレーキングも危険回避も上手くできるようになりました。

この経験がいざという場面で役立つといいですね......もちろん、そういう場面に遭遇しないのが一番なのですが。

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休憩のあとはパイロンスラロームのレッスン。ここではクルマの荷重移動やスピードコントロールがクルマを上手く曲げるうえで重要であることを学びます。ステアリングを切ったままアクセルを踏めば、クルマは曲がらずに大きく膨らんでしまいます。

曲がりたいときにはアクセルを緩めることで前輪に荷重を移動させて、タイヤのグリップを高めます。そういった基本的な動きを学ぶことで、クルマをコントロールする技術を磨いていきます。

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最初のうちはスピードが上がらなかったり、あるいは反対にスピードが高すぎでハンドル操作が間に合わないドライバーも見られました。そういう参加者には走行が終わるたびに齋藤さんが声をかけ、直接アドバイスを行います。

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上手にドライビングできた参加者には、齋藤さんからお褒めの言葉も。4回目の走行が終わるころには、ほとんどの参加者がリズミカルにパイロンをクリアできるようになりました。

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走行のあいまには、齋藤さんのまわりには自然に参加者が集まり、ドライビングテクニックやクルマの話題で盛り上がります。FF、FR、4WD、そしてミッドシップなど、市販車からレーシングカーまで何でも乗りこなす齋藤さんの言葉に、参加者が熱心に耳を傾ける様子は、まわりで見ていても良いものです。

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クルマの基本的な動きがわかってきたところで、少し難しい課題に。コーナーの途中でクルマの挙動を乱し、スピンしそうになったクルマを立て直すというプログラムです。

まずは齋藤さんがドライブ。アウディS3をドリフトさせて、キレイに立て直す様子に、参加者の視線は釘付け! さらに、そのテクニックを伝授するために、同乗走行を行いました。果たして、参加者の皆さん、上手くできるのでしょうか?

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いきなり高度なテクニックだけに、最初のうちはスピンに持ち込むことも難しい参加者の皆さんでしたが、3回、4回と走るうちに、カウンターステアを切れる人も増えていきます。難しいだけに上手くいったときの歓びはひとしおでしょう。

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最後は、スピン回避のコースを生かしながら、スラロームやブレーキなど、この日学んだことが試せる特設コースでタイムアタック!

齋藤さんの指導のもと、まずは約1時間練習走行を行いました。

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そしていよいよ本番。2回走行し、速いほうのタイムで競います。比較的タイトなコースのため、スピードを上手くコントロールし、走りをコンパクトにまとめた人が好タイムをマークしていました。

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こうして1日のスケジュールはあっというまに終了。ドライビングレッスンは初めてという参加者は「クルマの限界というものがわかって、とても参考になりましたし、楽しかったです」とコメント。また別の参加者は「齋藤さんがインストラクターというので、すぐに申し込みました。とても楽しかったし、勉強になりました。とくにドリフトはふだん経験できないことなので、面白かったです」と話していました。

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ドライビングレッスンを企画するにあたっては、齋藤さんが「愛車のポテンシャルを知ることで、さらにフォルクスワーゲン/アウディが好きになってくれたらうれしい」と話していましたが、今回のドライビングレッスンで自らのドライビングを磨くだけでなく、フォルクスワーゲン/アウディの優れた走行性能を知る絶好の機会になったとしたら、イベントを開催した私たちとしてもうれしいかぎりです。

この経験をもとに、今後もこういった機会を設けたいと思いますので、そのときは皆さんもぜひご参加ください。

(Text & Photos by S.Ubukata)

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