フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ゴルフヴァリアントのモデルチェンジを発表、本日から販売を開始した。
写真は2.0TFSIスポーツライン。
9月のフランクフルトショーですでに披露されている新型ゴルフヴァリアントが、日本でも発売された。最新型はゴルフヴァリアントとしては4代目にあたり、ゴルフ5をベースとした旧型のサイズをほぼ維持しながら、フロントマスクやインストルメントパネルをゴルフ6と同じデザインにアップデート、大幅なイメージチェンジを図ったのが特徴だ。
ラインアップは、従来どおり「TSIトレンドライン」「TSIコンフォートライン」「2.0TSIスポーツライン」の3モデル。
左の写真は上がTSIトレンドライン、下がコンフォートライン。
パワートレインも基本的には従来と同じで、TSIトレンドラインには1.4Lの"TSIシングルチャージャー"(直噴ガソリンターボ)が、TSIコンフォートラインには1.4Lの"TSIツインチャージャー"(直噴ガソリンターボ&スーパーチャージャー)、2.0TSIスポーツラインには直噴ガソリンターボがそれぞれ搭載される。
トランスミッションは1.4LTSIに7段DSG、2.0TSIに6段DSGがそれぞれ組み合わされる。エンジンのスペックは変わらないが、10・15モード燃費は、TSIトレンドラインが16.8km/L、TSIコンフォートラインが16.2km/L、2.0TSIスポーツラインが12.2km/Lといずれも旧型を上回り、全車エコカー購入補助金対象車両となっている。
インテリアは、ゴルフ6と同じインストルメントパネルを採用。メーターパネルやステアリングホイールのデザインも一新した。また、TSIトレンドラインを含めて、全車に本革巻きのステアリングホイール/シフトレバー/パーキングブレーキレバーが標準装着されている。
2.0TSIスポーツラインには、電動レザーシートが標準装備に。また、2.0TSIスポーツラインのみ、ルーフレールがクロームメッキ仕様になる。
TSIコンフォートラインでは、待望のバイキセノンヘッドライトを標準装着(2.0TSIスポーツラインは従来から標準)とした。
価格は、TSIトレンドラインが272万円(旧型264万円)、TSIコンフォートラインが322万円(同308万円)、2.0TSIスポーツラインが383万円(同347万円)で、新車登録から3年間、メインテナンス工賃が無償(パーツ代は別途)になる「Volkswagen Professional Care」が付帯することを考えると、値上げ幅は十分納得のいくものだ。
なお、オプションの電動パノラマスライディングルーフはどのグレードでも注文が可能(14万7000円)。また、すでにゴルフ6にオプションとして用意されているHDDナビゲーションシステム「RNS510」は、MEDIA-IN、ETC、リアビューカメラとセットで2010年春以降に導入の見込み(TSIコンフォートライン、2.0TSIスポーツラインのみ)である。
(Text by S.Ubukata)