フォルクスワーゲンは、3月2日開幕のジュネーブショーで、新型シャランを公開する。
フォルクスワーゲンのミニバン「シャラン」がフルモデルチェンジして、第3世代に進化した。初代シャランは、「フォード・ギャラクシー」とともに開発されたモデルで、エクステリアこそフォルクスワーゲンらしいデザインだったが、インテリアにはフォードの影響が色濃く残っていた。
それがビッグマイナーチェンジを機に、エクステリア、インテリアともフォルクスワーゲンらしさを増して2代目に進化。初代、2代目あわせて60万台が世界中で販売されたという。
新型シャランはさらに大きな変貌を遂げている。それは、最新のフォルクスワーゲンデザインをまとっていることからも明らか。フォルクスワーゲンによれば、旧型と共通のパーツは2個のサンバイザーだけ。それ以外は、すべてのエクステリアパーツ、インテリアパーツ、そしてネジひとつにいたるまで新しいパーツを採用したとのことだ。
ボディサイズは全長4.85×全幅1.90×全高1.72m。旧型に比べて、それぞれ22cm、9.2cm、1.2cm大きくなっている。両側スライドドアを採用したのも新型の特徴である
(Text by S.Ubukata)
エンジンは1.4LツインチャージャーTSI(150ps)、2.0TSI(200ps)、そしてふたつの2.0 TDI(140ps版と170ps版がある)。140ps版の2.0TDIの場合、欧州モードの平均燃費は、100km走行あたり5.3L(18.9km/L)を達成する。6段MTのほか、DSGの選択も可能だ。
DCC(アダプティブシャシーコントロール)やLEDポジショニングライト、3ゾーンエアコン、自動ステアリング機能付きパーキングアシストなど、最新機能も充実。トゥーランではスペースが足りないというユーザーには待望のニューモデルだ。
(Text by S.Ubukata)