2011年8月21日、フォルクスワーゲンAGは新スモールカー「up!」を発表した。
フォルクスワーゲンがコンセプトカーのup!を発表したのは、2007年9月のフランクフルトモーターショー(IAA)でのこと。あれから4年、ついに市販モデルが登場した。
コンセプトカーとほぼ同じデザインで登場した量産型up!は、全長3.54×全幅1.64×全高1.48mのボディに、大人4人が快適に移動できる空間を実現したモデルだ。3ドアハッチバックのボディは、あの「ルポ」とほぼ同じサイズだが、ルポよりも長い2.42mのホイールベースのおかげで、後席の居住性向上が期待できる。また、ラゲッジスペースはルポの130Lに対し、up!は251Lとほぼ倍増。もちろんリアシートを倒せば951Lまで荷室を拡大することができる。
コンセプトモデルの駆動方式がRRだったのに対して、量産型のup!はコンベンショナルなFFとなった。エンジンは、1Lの3気筒が用意され、ガソリン仕様が60ps版と75ps版のふたつ、さらに68psの天然ガス仕様が用意される。スタート・ストップ機構を有するブルーモーションテクノロジー仕様の場合、EUモード燃費はガソリンの60ps版が4.2L/100km(=23.8km/L)、75ps版が4.3L/100km(=23.3km/L)を達成する。
インテリアはフォルクスワーゲンらしい、クリーンでシンプルなデザイン。ボディ同色にペイントされた水平基調のダッシュボードが、若々しい印象を強めている。ダッシュボード中央に置かれるのは「maps+more」と呼ばれる携帯型端末で、カーナビ機能に加えて、携帯電話、オーディオなどの機能を有する。
「シティエマージェンシーブレーキ」をオプションで選べるのも話題のひとつ。すでにパサートCCで紹介されているこの機能は、30km/h以下で走行中、センサーが前方の障害物をキャッチすると自動で緊急ブレーキをかけるというものだ。ボディは小さくても、安全性に妥協はない。
すべてが新しいup!。ヨーロッパでは2011年12月の発売が予定されている。さらに、2013年にはEV仕様の登場が控えている。VGJによれば、日本への導入は現在検討中とのことだが、5ドアモデルを含めて、日本上陸を期待したい。
フォルクスワーゲンがコンセプトカーのup!を発表したのは、2007年9月のフランクフルトモーターショー(IAA)でのこと。あれから4年、ついに市販モデルが登場した。
コンセプトカーとほぼ同じデザインで登場した量産型up!は、全長3.54×全幅1.64×全高1.48mのボディに、大人4人が快適に移動できる空間を実現したモデルだ。3ドアハッチバックのボディは、あの「ルポ」とほぼ同じサイズだが、ルポよりも長い2.42mのホイールベースのおかげで、後席の居住性向上が期待できる。また、ラゲッジスペースはルポの130Lに対し、up!は251Lとほぼ倍増。もちろんリアシートを倒せば951Lまで荷室を拡大することができる。
コンセプトモデルの駆動方式がRRだったのに対して、量産型のup!はコンベンショナルなFFとなった。エンジンは、1Lの3気筒が用意され、ガソリン仕様が60ps版と75ps版のふたつ、さらに68psの天然ガス仕様が用意される。スタート・ストップ機構を有するブルーモーションテクノロジー仕様の場合、EUモード燃費はガソリンの60ps版が4.2L/100km(=23.8km/L)、75ps版が4.3L/100km(=23.3km/L)を達成する。
インテリアはフォルクスワーゲンらしい、クリーンでシンプルなデザイン。ボディ同色にペイントされた水平基調のダッシュボードが、若々しい印象を強めている。ダッシュボード中央に置かれるのは「maps+more」と呼ばれる携帯型端末で、カーナビ機能に加えて、携帯電話、オーディオなどの機能を有する。
「シティエマージェンシーブレーキ」をオプションで選べるのも話題のひとつ。すでにパサートCCで紹介されているこの機能は、30km/h以下で走行中、センサーが前方の障害物をキャッチすると自動で緊急ブレーキをかけるというものだ。ボディは小さくても、安全性に妥協はない。
すべてが新しいup!。ヨーロッパでは2011年12月の発売が予定されている。さらに、2013年にはEV仕様の登場が控えている。VGJによれば、日本への導入は現在検討中とのことだが、5ドアモデルを含めて、日本上陸を期待したい。
(Text by S.Ubukata)