2013年5月20日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、新型ゴルフを国内で発表した。
2013年4月9日から導入記念限定車「ゴルフ デア・エアステ」の受注が始まっている新型ゴルフが、ついに正式発表になった。
7代目となる新型ゴルフは、2ボックスのボディスタイルや太いCピラー、水平基調のフロントマスクといったゴルフの伝統を受け継ぎながら、フォルクスワーゲン/アウディグループが新開発した横置きエンジンプラットフォーム「MQB」を採用することで、軽量・高剛性ボディや先進の安全装備を搭載するのが特徴だ。
ボディサイズは、全長4265×全幅1800×全高1460mmで、先代に比べると全長が+55mm、全幅が+10mm、全高が−25mmに。一方、ホイールベースは60mm伸びて2635mmとなった。全長以上にホイールベースが伸びているのは、フロントオーバーハングが短くなったからで、これによりロングノーズ化を実現し、より高級な雰囲気をつくりあげたという。
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2013年4月9日から導入記念限定車「ゴルフ デア・エアステ」の受注が始まっている新型ゴルフが、ついに正式発表になった。
7代目となる新型ゴルフは、2ボックスのボディスタイルや太いCピラー、水平基調のフロントマスクといったゴルフの伝統を受け継ぎながら、フォルクスワーゲン/アウディグループが新開発した横置きエンジンプラットフォーム「MQB」を採用することで、軽量・高剛性ボディや先進の安全装備を搭載するのが特徴だ。
ボディサイズは、全長4265×全幅1800×全高1460mmで、先代に比べると全長が+55mm、全幅が+10mm、全高が−25mmに。一方、ホイールベースは60mm伸びて2635mmとなった。全長以上にホイールベースが伸びているのは、フロントオーバーハングが短くなったからで、これによりロングノーズ化を実現し、より高級な雰囲気をつくりあげたという。
ボディサイズの拡大にもかかわらず、高張力鋼板の多用や生産方式の改良などにより、ボディ単体で23kgの軽量化に成功。高価なアルミニウムを大量にしなかったのは、それによるコストアップを避けるためだ。
サスペンションはフロントはマクファーソンストラットで共通だが、リアは1.2 TSI搭載車がトーションビーム式、1.4 TSI搭載車が4リンクと、異なる形式を採用する。また、電子制御式ディファレンシャルロックのXDSは標準搭載となった。
インテリアは、質感の向上を図るとともに、ダッシュボードをドライバー側に傾けることで囲まれ感を演出。パーキングブレーキは電動式になり、センターコンソール付近がすっきりしたのも新型の特徴だ。
後席のレッグルームは15mm拡大され、また、ラゲッジスペース容量は従来の350Lから380Lに増加した。ラゲッジフロアを100mm下げて使用できる可変カーゴフロアは全車に採用する。
搭載されるエンジンは新設計の1.2 TSIと1.4 TSI。1.2 TSIは最高出力105ps、最大トルク17.8kgmの数字こそ変わらないが、従来のSOHCからDOHCに変更され、また、最大トルクの発生回転数が100rpm低くなるなど、より扱いやすい特性になっている。
一方、1.4 TSIはシングルチャージャーに一本化されたものの、最高出力140ps、最大トルク25.5kgmと余裕のパワーを発揮する。さらに、状況に応じて第2、第3シリンダーを休止する"アクティブシリンダーマネージマント(ACT)"を搭載することで、燃費向上を図っている。
組み合わされるトランスミッションは、7速DSG。全車、ブルーモーションテクノロジー、すなわち、アイドリングストップとブレーキエネルギー回生機構を搭載して低燃費をサポート。JC08モード燃費は、1.2 TSIモデルが21.0km/L、1.4 TSIが19.9km/Lを達成し、エコカー減税(100%免税)対象となっている。
ゴルフTSIコンフォートラインは、ゴルフTSIトレンドラインと同様に1.2 TSIを搭載しながら、装備を充実させたグレードだ。
シートは、ファブリックのコンフォートタイプを採用。タイヤ/ホイールは1インチアップの205/55R16と6.5J×16インチの組み合わせになる。また、オプションでバイキセノンヘッドライトを選ぶことが可能だ。
また、インテリアアンビエントライトが採用され、夜のドライブをスタイリッシュに彩ってくれる。
さらに、ピアノブラックのデコラティブパネルやアルカンターラ&ファブリックのスポーツシートなどの採用により、上質な雰囲気を強めている。
新しい機構として、エンジン、トランスミッション、パワーステアリングなどの設定を統合制御する「ドライビングプロファイル機能」がこのゴルフTSIハイラインに標準装着される。また、オプションで電子制御ダンパーのDCCを選ぶことも可能で、ドライビングプロファイル機能でその設定を変更することができる。
新型ゴルフの販売は6月25日から。果たして日本仕様はどんな仕上がりを見せているのか?
後席のレッグルームは15mm拡大され、また、ラゲッジスペース容量は従来の350Lから380Lに増加した。ラゲッジフロアを100mm下げて使用できる可変カーゴフロアは全車に採用する。
搭載されるエンジンは新設計の1.2 TSIと1.4 TSI。1.2 TSIは最高出力105ps、最大トルク17.8kgmの数字こそ変わらないが、従来のSOHCからDOHCに変更され、また、最大トルクの発生回転数が100rpm低くなるなど、より扱いやすい特性になっている。
一方、1.4 TSIはシングルチャージャーに一本化されたものの、最高出力140ps、最大トルク25.5kgmと余裕のパワーを発揮する。さらに、状況に応じて第2、第3シリンダーを休止する"アクティブシリンダーマネージマント(ACT)"を搭載することで、燃費向上を図っている。
組み合わされるトランスミッションは、7速DSG。全車、ブルーモーションテクノロジー、すなわち、アイドリングストップとブレーキエネルギー回生機構を搭載して低燃費をサポート。JC08モード燃費は、1.2 TSIモデルが21.0km/L、1.4 TSIが19.9km/Lを達成し、エコカー減税(100%免税)対象となっている。
充実の安全装備もゴルフ7のウリのひとつだ。すでに「up!」に搭載されて注目が集まっているシティエマージェンシーブレーキ(30km/h以下で作動する自動緊急ブレーキ)や高い速度域で追突被害を軽減するプリクラッシュブレーキを全車に標準装備するとともに、レーダーを用いたクルーズコントロールのアダプティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキープアシストシステムを標準またはオプションで提供する。
気になるラインアップだが、ゴルフTSIトレンドライン(249万円)、ゴルフTSIコンフォートライン(269万円)、ゴルフTSIハイライン(299万円)の3グレードが用意される。
ゴルフTSIトレンドラインは、1.2 TSIを搭載するエントリーグレードだ。
エントリーグレードといえども、本革巻き3本スポークのステアリングホイールや新世代オーディオシステムの"Composition Media"、前述のシティエマージェンシーブレーキ/プリクラッシュブレーキなどを標準装備する。
エントリーグレードといえども、本革巻き3本スポークのステアリングホイールや新世代オーディオシステムの"Composition Media"、前述のシティエマージェンシーブレーキ/プリクラッシュブレーキなどを標準装備する。
シートはファブリックのスタンダードタイプを採用。また、195/65R15タイヤと6J×15インチのアルミホイールを装着する。
ゴルフTSIコンフォートラインは、ゴルフTSIトレンドラインと同様に1.2 TSIを搭載しながら、装備を充実させたグレードだ。
アダプティブクルーズコントロールや2ゾーンフルオートエアコン、リアビューカメラ、パドルシフト、マルチファンクションステアリング、フロントフォグランプなどが標準装着される。
シートは、ファブリックのコンフォートタイプを採用。タイヤ/ホイールは1インチアップの205/55R16と6.5J×16インチの組み合わせになる。また、オプションでバイキセノンヘッドライトを選ぶことが可能だ。
ゴルフTSIハイラインは、1.4 TSIエンジンが搭載される最上級グレード。装備はさらに充実し、ダークテールレンズ、デュアルエキゾーストパイプ、レーンキープアシストといった装備が追加される。タイヤ&ホイールは、225/45R17と7J×17の組み合わせ。
また、インテリアアンビエントライトが採用され、夜のドライブをスタイリッシュに彩ってくれる。
さらに、ピアノブラックのデコラティブパネルやアルカンターラ&ファブリックのスポーツシートなどの採用により、上質な雰囲気を強めている。
新しい機構として、エンジン、トランスミッション、パワーステアリングなどの設定を統合制御する「ドライビングプロファイル機能」がこのゴルフTSIハイラインに標準装着される。また、オプションで電子制御ダンパーのDCCを選ぶことも可能で、ドライビングプロファイル機能でその設定を変更することができる。
オプションとして、LEDポジショニングランプ付きのバイキセノンヘッドライトや電動パノラマスライディングルーフ、レザーシートパッケージなども用意され、こだわりのゴルフファンにはうれしい内容になっている。
新型ゴルフの販売は6月25日から。果たして日本仕様はどんな仕上がりを見せているのか?
近日中にレポートする予定なので、お楽しみに!
(Text by S.Ubukata)