2013年12月25日、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、新型「ゴルフ ヴァリアント」を発表した。発売は2014年1月6日。
ゴルフ3がベースの初代ゴルフワゴンが日本に導入されたのは1995年のこと。その翌年には約1万2000台の販売を記録し、ゴルフシリーズの人気拡大に貢献。その後も、ハッチバックのゴルフやポロとともに、フォルクスワーゲンの主力モデルとして、これまで11万7000台が販売されている。
試乗記はこちら
ゴルフ3がベースの初代ゴルフワゴンが日本に導入されたのは1995年のこと。その翌年には約1万2000台の販売を記録し、ゴルフシリーズの人気拡大に貢献。その後も、ハッチバックのゴルフやポロとともに、フォルクスワーゲンの主力モデルとして、これまで11万7000台が販売されている。
そんな重要なモデルがフルモデルチェンジし、5代目「ゴルフ ヴァリアント」として日本デビューを果たした。
新型ゴルフ ヴァリアントのエクステリアは、ハッチバック同様、シャープな印象が強まっている。ボディサイズは全長4575×全幅1800×全高1485mmで、旧型に対して全長は30mm、全幅は15mm拡大した。一方、全高は45mm低くなり、ワイド&ローのプロポーションが強調されている。
ホイールベースはハッチバックと同じ2635mmに拡大。ボディが大きくなったこともあり、ラゲッジスペースの拡大は著しい。具体的には、後席を起こした状態の荷室容量が605L! これは旧型に比べて100Lの増加で、パサート ヴァリアントの603Lを上回る数字となった。
荷室の拡大に加えて、取り外したラゲッジネットやトノカバーが床下に収納できたり、荷室内のレバーで簡単に後席を倒すことができるなど、使い勝手の点でも進化が見られる。ちなみに、後席を倒せば、最大1620Lの広大なスペースが現れる。
ラインアップは、「ゴルフ ヴァリアントTSIコンフォートライン」と「ゴルフ ヴァリアントTSIハイライン」の2グレード。
コンフォートラインは1.2 TSI(105ps)を搭載するエントリーグレード。ハロゲンヘッドライト、ファブリックコンフォートシート、205/55R16タイヤ&アルミホイールなどが標準装着となる。
一方、ハイラインは1.4 TSI(140ps)を搭載する上級グレード。LEDポジションランプ付バイキセノンヘッドライトやフルオートエアコン、アルカンターラ&ファブリックスポーツシート、225/45R17タイヤ&アルミホイール、パークディスタンスコントロール、パドルシフトなど装備の充実が図られている。
ハイラインでは、電子制御ダンピングシステムのDCCをオプション設定。ちなみに、リアサスペンションは、コンフォートラインがトーションビーム式であるのに対し、このハイラインはマルチリンク(4リンク)になる。
コンフォートライン、ハイラインともに、7速DSGが搭載され、さらにスタート・ストップシステムやブレーキエネルギー回生システムが採用されることで、燃費は前車が21.0km/L、後者が19.5km/Lを達成。どちらも、エコカー減税(100%免税)の対象となった。
新型ゴルフ ヴァリアントは、ゴルフ7同様、フォルクスワーゲンのモジュール戦略「MQB」に基づいてつくられたモデル。当然、ハッチバックと共通の基本設計を有し、最新のテクノロジーが惜しみなく注がれている。
新型ゴルフ ヴァリアントのエクステリアは、ハッチバック同様、シャープな印象が強まっている。ボディサイズは全長4575×全幅1800×全高1485mmで、旧型に対して全長は30mm、全幅は15mm拡大した。一方、全高は45mm低くなり、ワイド&ローのプロポーションが強調されている。
ホイールベースはハッチバックと同じ2635mmに拡大。ボディが大きくなったこともあり、ラゲッジスペースの拡大は著しい。具体的には、後席を起こした状態の荷室容量が605L! これは旧型に比べて100Lの増加で、パサート ヴァリアントの603Lを上回る数字となった。
荷室の拡大に加えて、取り外したラゲッジネットやトノカバーが床下に収納できたり、荷室内のレバーで簡単に後席を倒すことができるなど、使い勝手の点でも進化が見られる。ちなみに、後席を倒せば、最大1620Lの広大なスペースが現れる。
ラインアップは、「ゴルフ ヴァリアントTSIコンフォートライン」と「ゴルフ ヴァリアントTSIハイライン」の2グレード。
コンフォートラインは1.2 TSI(105ps)を搭載するエントリーグレード。ハロゲンヘッドライト、ファブリックコンフォートシート、205/55R16タイヤ&アルミホイールなどが標準装着となる。
一方、ハイラインは1.4 TSI(140ps)を搭載する上級グレード。LEDポジションランプ付バイキセノンヘッドライトやフルオートエアコン、アルカンターラ&ファブリックスポーツシート、225/45R17タイヤ&アルミホイール、パークディスタンスコントロール、パドルシフトなど装備の充実が図られている。
ただし、ハッチバックと異なり、ヴァリアントの1.4 TSIには気筒休止システムのACT(アクティブシリンダーマネージメント)は搭載されない。
ハイラインでは、電子制御ダンピングシステムのDCCをオプション設定。ちなみに、リアサスペンションは、コンフォートラインがトーションビーム式であるのに対し、このハイラインはマルチリンク(4リンク)になる。
コンフォートライン、ハイラインともに、7速DSGが搭載され、さらにスタート・ストップシステムやブレーキエネルギー回生システムが採用されることで、燃費は前車が21.0km/L、後者が19.5km/Lを達成。どちらも、エコカー減税(100%免税)の対象となった。
ハッチバックに搭載される先進の安全装備、たとえば、30km/h以下で緊急ブレーキが作動する「シティエマージェンシーブレーキ」や全速度域で追突を回避・軽減する「プリクラッシュブレーキシステム」をはじめ、多重事故の危機を低減させる「マルチコリジョンブレーキシステム」や、事故に備える「プロアクティブ・オキュパンド・プロテクション」は全車に標準装着。一方、アダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストシステムはハイラインに標準、コンフォートラインにオプションとなる。
価格は、コンフォートラインが269万5000円、ハイラインが322万5000円。
価格は、コンフォートラインが269万5000円、ハイラインが322万5000円。
VGJとしては、自慢の低燃費や安全性、そして、スポーティな走りを武器に、日本メーカーのワゴンモデルに戦いを挑む考え。プリウスαやフィット・ハイブリッド、アテンザワゴン、レガシィツーリングワゴンなどがライバルとなりそうだ。
(Text by S.Ubukata / Photos by M.Arakawa)