2014年12月13日、NATS(日本自動車大学校)にて、「injured ZEROプロジェクト Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with MAZDA」が開催された。
8speed.netでもおなじみの太田哲也氏が校長を務めるこのドライビングレッスンは、一般ドライバーへの安全運転の啓発を目的として「正しい運転を、楽しく学ぶ」をテーマとし、一般道における死亡・負傷事故をゼロとすることを目標として「injured ZERO」という標語を掲げている。
「injuredZERO」プロジェクトは国土交通省から後援を得ている。
交通事故を減らすためには、車や道路だけではなく、「人」の要素が重要であり、運転技術とマナー・意識を向上させることが目的だ。今回は、マツダが教習車などを提供、プロドライバーの運転する教習車への同乗や体験試乗会などのプログラムを通して、参加者が実際に運転、同乗する機会も用意された。
クラスは初心者向けに一般道でのスムーズな運転を習得する目的の「ベーシックレッスン」と、フリー走行が中心の「アドバンスレッスン」、愛車でサーキット走行は行なわないが座学への参加と教習者への試乗および同乗を行なう「座学・同乗試乗プラン」の3クラスが設置された。
午前中は太田哲也校長、細野智行講師による座学として、基本的なクルマの動作からドライビングテクニックに至るまで、午後の走行と今後の一般道における安全運転につながる内容の充実した講義が行われた。
午後からは、参加クラス毎に分かれてそれぞれのレベルに合わせたプログラムを展開。ベーシックレッスン参加者はNATSサーキット内の広場においてまずは旋回ブレーキによるジムカーナレッスンを実施し、基礎を講師指導の元に学んだ。そうして基礎について実践した後、先導付きでコースインしてサーキット走行を楽しんだ。
一方、アドバンスレッスン参加者はフリー走行でサーキットを周回。太田校長からアドバイスタイムが設けられ、スムースなコーナリングについての指導などを受けてコースを走行した。
並行して、座学・同乗試乗プランも含めた新型アクセラの同乗走行を行い、講師の運転を間近に体感する機会を設けた上に新型デミオも含めた体験試乗会を行い、参加者全員がマツダの最新車種2台のハンドルを握ってコースを周回した。
スクールの最後には修了式が行なわれ、太田校長から当日のプログラムを全て実施した事を認める直筆のサイン入り修了証が参加者一人ひとりに対して贈呈された。
スクールの主旨である「安全」と「マナー」を今回も全員が守り、「injuredZERO」の標語のもとに安全運転とドライビング技術について実践の上で学ぶことができた、充実した一日となった。
(Tetsuya OTAスポーツドライビングスクール事務局)