150130-T SITE-1.jpgフォルクスワーゲン グループ ジャパンでは、「e-mobility station@湘南 T-SITE」にて、脳波測定システム「感性アナライザ」と利用したe-up!の試乗(e-driving)を行っているが、その脳波測定の実験結果を公表した。
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ここでは、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学課准教授で、電通サイエンスジャムCTOの満倉靖恵さんが開発した脳波測定システム「感性アナライザ」を利用して、試乗中の脳波を測定し、ドライブ中の気持ちを分析する試みが行われている。

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2014年12月、e-mobility station@湘南 T-SITEでは、男女12人に感性アナライザを装着し、e-up!と従来の内燃機関にクルマを試乗させ、脳波の違いを分析した。

実験の結果、

(1)直進加速時はe-up!のほうが「enjoy」(走る気持ちよさ・楽しさ)の値が高い
(2)コーナリング時はe-up!のほうが「exciting」(運転するドキドキ感・ワクワク感)の値が高い
(3)後席乗車時はe-up!のほうが「easy」(乗り心地のよさ・安心感)の値が高い

ことがわかった。

また、とくに20代男性は(1)、40代男性は(2)が、40代女性は(3)が顕著に現れた。

この結果について満倉靖恵さんは、「今回の実験で、直進やコーナリングを運転しているときのenjoy、excitingの値が高い傾向に、EVに乗車しているときのほうがストレスの値が低い傾向にあることがわかり ました。この脳の数値から、e-up!はこれまでの内燃機関を搭載したクルマに比べて、 『非常に快適で安心感のある車である』といえると思います。またEVが増えることで排出されるCO2も削減できるのでこれを機にどんどんEVが普及することを望んでいます」とコメントしている。

脳波測定システム「感性アナライザ」と利用したe-up!の試乗(e-driving)は2015年2月15日まで。

(Text by S.Ubukata)

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