2017年5月10日、Adenau/Racingline Japanは、スーパー耐久シリーズ第3戦鈴鹿ラウンドから投入する「ゴルフGTI TCR」のシェイクダウンを、富士スピードウェイで行った。
今シーズンからスーパー耐久シリーズに設定された「ST-TCR」クラスに、Adenau/Racingline JapanがゴルフGTI TCRで参戦するのは
カラーリングが施されていないホワイトのゴルフGTI TCRは、ひと目でゴルフGTIとわかる特徴を持ちながらも、拡大された前後フェンダーや、フロントに大きく口を開けたエアインテーク、大型のリヤウイング、ワイド&ローを強調したプロポーションなどにより、市販車とは桁違いの迫力が漲っている。
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今シーズンからスーパー耐久シリーズに設定された「ST-TCR」クラスに、Adenau/Racingline JapanがゴルフGTI TCRで参戦するのは
カラーリングが施されていないホワイトのゴルフGTI TCRは、ひと目でゴルフGTIとわかる特徴を持ちながらも、拡大された前後フェンダーや、フロントに大きく口を開けたエアインテーク、大型のリヤウイング、ワイド&ローを強調したプロポーションなどにより、市販車とは桁違いの迫力が漲っている。
この日の富士スピードウェイは朝からあいにくの空模様。午後には天候が回復する予報だったが小雨は上がらず、路面はウェットのコンディションが続く。
午後2時30分過ぎ、ゴルフGTI TCRがレインタイヤでピットアウト。レーシングコースを1周したところで、マシーンのチェックのためにそのままピットストップ。そして、本格的に周回を重ねていく。といっても、あいにくのコンディションのため、無理にペースを上げることはない。
それでも、ドライバーの密山祥吾選手からは、笑顔とともに「これは速そう!」という言葉が飛び出すほど、マシーンの仕上がりは上々のようだ。
その後も密山選手らがあわせて1時間半ほどを走り、この日のシェイクダウンは無事に終了した。
走行後、密山選手は、「イメージしていたよりもだいぶレーシングカー寄りにつくられていて、音もAudi R8 LMSよりも大きいくらいです。今日は雨の中で転がしただけですが、それでも動きがクイックで、非常に楽しみなクルマですね。一方、パワーは想像どおりで、もう少しパワーがあったら楽しいだろうなと思いましたが、TCRクラスということを考えれば、これはこれでバランスがよくとれています。アウディRS 3 LMSとシビック タイプRと良い勝負ができるんじゃないか......という手応えを感じました」と語った。
6月10日、11日のデビュー戦に向けては、「鈴鹿のレースまでにはドライで何度かテストをし、本番に向けてしっかりと準備を進めていきたいと思います」という密山選手。マシーンのカラーリングや給油システムの変更、そして、テストなど、やるべきことは山積しているそうが、ぜひ第3戦の鈴鹿ではアウディRS 3 LMSやシビック タイプRに一泡吹かせてほしいものだ。
(Text & Photos by S.Ubukata)