170822-TSI evo-02.jpg2017年8月11日、フォルクスワーゲンはヨーロッパにおいて新しい1.5 TSIエンジンを搭載する「ゴルフ」および「ゴルフ ヴァリアント」の受注を開始した。
ヨーロッパでは、気筒休止システム(アクティブシリンダーマネージメント=ACT)を備える1.5L直列4気筒直噴ターボの新エンジン、「1.5 TSI Evo」(150ps)の搭載が始まっている。

このエンジンをさらに進化させた「1.5 TSI」(130ps)の受注がいよいよスタートした。

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新しい1.5 TSIは、アクティブシリンダーマネージメントに加えて、ミラーサイクルと呼ばれる燃焼方式や可変タービンジオメトリー(VTG)ターボなどを新たに採用することで効率をさらに向上。加えて、ゴルフシリーズにはじめて「エココースティング」機能を搭載している。

従来のコースティング機能は、アクセルをオフにしたときにエンジンとトランスミッションを切り離して惰力走行を行うもので、その際、エンジンはアイドリングを続けていた。これに対しエココースティング機能は、エンジンを停止することでアイドリングで消費されていた燃料もカットして、燃料消費をさらに抑えるのだ。

ただ、通常エンジンが停止すると、オルタネーターも停止するため、ヘッドライトやワイパー、オーディオなどへの電力供給に問題が生じてしまうのだが、1.5 TSI evoを搭載するゴルフ/ゴルフ ヴァリアントでは追加のリチウムイオンバッテリーを用いることでこれを解消。エココースティング機能は130km/h以下で作動する。

新1.5 TSIは、1.5 TSIブルーモーションとしてゴルフ/ゴルフ ヴァリアントのコンフォートラインとハイライン、そして「SOUND」モデルで選ぶことができる。6速マニュアルと7速DSGが用意され、価格はゴルフが23,725ユーロ(約306万円)から、ゴルフ ヴァリアントが25,775ユーロ(約332万円)からとなる。

(Text by S.Ubukata)

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