2018年3月13日、フォルクスワーゲンは年次記者会見を開催し、2022年までにEVの生産拠点をグループ全体で16カ所に拡大すると発表した。
フォルクスワーゲン グループは、2025年までに最大で300万台のEV(電気自動車)を生産し、EVを含めた電動車両を80モデル用意するとする"Roadmap E"を2017年秋に発表している。
フォルクスワーゲン グループは、2025年までに最大で300万台のEV(電気自動車)を生産し、EVを含めた電動車両を80モデル用意するとする"Roadmap E"を2017年秋に発表している。
その実現に向けて、現在3カ所のEV生産拠点を、2年後にはさらに9カ所増やし、2022年末までには16カ所に拡大する。
また、EVの生産に見あうバッテリーを確保するために、ヨーロッパと中国ではすでにバッテリーメーカーとのパートナーシップ契約を締結。北米向けのサプライヤーも近いうちに決定する予定だ。
それが、ディーゼルエンジンなど、従来型パワートレインとの決別を意味するわけではないと、フォルクスワーゲン グループのマティアス・ミューラーCEOは話す。
「私たちは未来のモビリティに対して多額の投資を行っていますが、何十年にもわたって重要な役割を果たし続けてきた現在のテクノロジーやクルマを軽視することはありません。フォルクスワーゲンは、 2018年に従来型の車両および駆動方式のポートフォリオに対して約200億ユーロを、今後
年間では合計900億ユーロ以上を投資する予定です」
TSIやTDIエンジンの役割は、まだまだ終わらない。
(Text by S.Ubukata)