2018年5月10日、フォルクスワーゲンは、オーストリアのヴェルター湖畔で開催されている「GTIミーティング」で、「ゴルフGTI TCRコンセプト」を披露した。
事前の予告どおり、「GTIミーティング」において、スペシャルなゴルフGTIがワールドプレミアになった。
ゴルフGTI TCRコンセプトは、ツーリングカーレースで注目を集めている「ゴルフGTI TCR」レーシングカーのロードゴーイングバージョンで、単なるコンセプトカーではなく、予定されているモデルだ。
エクステリアは、ゴルフGTI TCRレーシングカーのようなオーバーフェンダーはないものの、フロントスプリッターが装着される専用デザインのフロントバンパーをはじめ、ボディサイドのアタッチメントやTCRのロゴなどにより、特別なモデルであることは一目瞭然だ。
フロントバンパー左右のエアインテーク奥には、計2つのラジエターが追加されるのも、通常のゴルフGTIと異なるところだ。
リヤには、専用デザインのディフューザーとエギゾーストシステム（アクラポヴィッチか!?）が装着される。
ゴルフR譲りの2.0 TSIエンジンは、最高出力290ps、最大トルク370Nmを発揮。7速DSGにより、前輪を駆動する。ゴルフGTIパフォーマンスやGTIクラブスポーツに装着されるフロントLSDも採用される。
最高速は250km/hだが、オプションでリミッター解除も可能。その場合、最高速は264km/hに達するという。標準では18インチの鍛造ホイールが装着されるが、リミッターカット仕様では19インチにインチアップされ、DCCも追加される。
室内は、専用デザインのマイクロファイバー／ファブリックシートを採用する。
ステアリングホイールには、0時の位置にレッドのマーキングが施される。ただし、GTIクラブスポーツと異なり、アルカンターラ巻きではなく、パンチングレザーとなるようだ。
2018年末にはヨーロッパで発売が予定されている「ゴルフGTI TCR」。日本にもぜひとも導入してほしいモデルである。
ステアリングホイールには、0時の位置にレッドのマーキングが施される。ただし、GTIクラブスポーツと異なり、アルカンターラ巻きではなく、パンチングレザーとなるようだ。
2018年末にはヨーロッパで発売が予定されている「ゴルフGTI TCR」。日本にもぜひとも導入してほしいモデルである。
(Text by S.Ubukata)
