2025年9月27日、ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、PCCJ2025年シリーズ第10戦および第11戦の決勝を9月27日、静岡県の富士スピードウェイで開催した。WEC富士6時間耐久レースのサポートイベントとして行われた最終大会は、シリーズ王者をかけた激戦となり、最終的に#78 木村偉織選手(SKY RACING)がタイトルを獲得した。

画像: 【PCCJ Fuji】シーズン最終戦で木村偉織がシリーズ王者に

第10戦:渡会が快走で3勝目、タイトル争いは三つ巴に

第10戦は曇り空のもと、気温23℃のドライコンディションでスタートした。

画像1: 第10戦:渡会が快走で3勝目、タイトル争いは三つ巴に

ポールポジションの#99 渡会太一選手が好スタートを決め、序盤から後続を引き離して独走。今季3勝目を挙げた。渡会は「今日はスタートをうまく決められたのが大きかったですね。その後は自分のペースで最後まで走り切り、優勝できて嬉しいです。最終戦もこの調子で優勝を狙っていきたいと思います」と語った。

画像2: 第10戦:渡会が快走で3勝目、タイトル争いは三つ巴に

2位には、序盤の接近戦を制した#60 伊東黎明選手が入り、「木村選手と卜部選手の争いの隙を突いて、前に出られたのが大きかったですね。これでチャンピオン争いにも踏みとどまったので、最終戦での逆転を狙っていきます」と意気込みを見せた。3位の#78 木村選手は「スタートでミスしたのが大きかったですね。最終戦はポールからのスタートなので、しっかりと決めてチャンピオンを獲得したいと思います」と、最終戦へのリベンジを誓った。

この結果、シリーズランキングは木村選手が195点で首位を守り、伊東選手が187点で2位、卜部和久選手が185点で3位と、最終戦で3人によるチャンピオン争いに持ち込まれた。

プロアマクラスは#66 BANKCY選手が今季8勝目。「今日はスタートを無難に決めることができ、プロクラスのドライバーともバトルができて良かったです。最終戦もしっかりと勝って、シーズンを終えたいですね」と振り返った。アマクラスでは#16 Hiro選手が逆転で6勝目を挙げ、初のシリーズ王者に。「スタートを失敗してしまいましたが、優勝で王者を決められて良かったです」と喜びを語った。

第11戦:木村が圧勝、6年ぶりにSKY RACINGへ王座

午後に行われた最終第11戦は、晴天の下でスタートする。

画像1: 第11戦:木村が圧勝、6年ぶりにSKY RACINGへ王座

ポールポジションの木村選手が危なげなく先頭を守り、後続との差を広げながら走行。15周を走り切り、1.7秒差をつけて今季3勝目を挙げ、年間ポイント220点でシリーズチャンピオンに輝いた。木村選手は「最終戦になって、ようやくずべてをうまくまとめられたと思います。PCCJのレベルは高く、ひとつ歯車が噛み合わないと勝つことができなないくらいです。シーズンを通して色々なことがありましたが、終わり良ければすべて良しということで、チャンピオンを獲得できて嬉しいです」とコメント。SKY RACINGにとっては2019年以来6年ぶりの王座獲得となった。

画像2: 第11戦:木村が圧勝、6年ぶりにSKY RACINGへ王座

2位には渡会選手が入り、「今日は途中からスローパンクチャーに見舞われたのですが、2位を守り切ってゴールできて良かったです。シーズンを振り返ると悔しい部分もありますが……」と振り返った。3位の伊東選手は「連続チャンピオンを獲得できずに残念です。最後のレースは後半で追い上げることができませんでした」と悔しさをにじませた。4位の卜部選手は「色々と取りこぼしもあり、結果を残せなかったのは自分が悪いと反省している点もあります」と語った。

また、ポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 佐藤 樹選手はランキング6位でシーズンを終え、「表彰台に1度も立つことができず、本当に悔しいです。でも、勉強になることが多かったシーズンなので、得たことを今後のレース人生に生かしていきたいと思います」と総括した。

プロアマクラスは#66 BANKCY選手が11戦中9勝でシーズンを締めくくり、「あっという間の今シーズンでしたが、岡山大会から波に乗ることができて、クラス王者も獲得し充実した1年になりました」と述べた。2位の#10 MOTOKI選手は「悔しいシーズンになりました。ここまで、アマクラス王者、プロアマクラス王者と順調に来ていたので、2位の人の気持ちが良く分かりました」と振り返った。

アマクラスは#16 Hiro選手がシーズン7勝目で締めくくり、「クラス王者を獲得することができ、最終戦も勝ってシーズンを終えることができて良かったです。今日はプロアマクラスのドライバーとバトルもでき、楽しかったです」と語った。

25年目のシーズンを締めくくる激闘

今回の富士大会をもって、開催25年目を迎えたPCCJ 2025シーズンは幕を閉じた。最終戦まで4人のドライバーがチャンピオンを争う接戦となり、最後は木村選手が完璧な勝利でタイトルを獲得。プロアマクラスのBANKCY選手、アマクラスのHiro選手とともに、各カテゴリーで王者が確定した。経験豊富なベテランと次世代を担う若手がしのぎを削り合う中、日本におけるポルシェワンメイクレースのハイレベルな戦いが改めて証明された。

画像: 25年目のシーズンを締めくくる激闘

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Porsche Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。

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